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「せんだいデザインリーグ2010 卒業設計日本一決定戦」最終日

3/8, 3/12に続いて3回目のSDL2010。
毎回、作品を巡回する経路を変えているが、行くたびに新しい発見があった。
主催した仙台建築都市学生会議(& smt)の皆さん、お疲れ様でした。
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初回の3/8は、西から東, 6Fから5Fの順に、なるべく審査員の評価を見ないようにしながら、
1時間ちょっとで一気に全作品を眺めた。時折,立ち止まりながら。
気になった作品は「103 屋根裏は大きな図書館」「104 川縁の里程標」「108 街を織り込み、都市を繋ぐ」「630 藤岡の住宅地」「624 urban roof」「572 壁の森」「573 waltial」「576 自由に延びる建築は群れを成す」「288 The Emperor」「740 小さな世界の大きな風景」。

3/12は、東から西, 6Fから5Fの順に1時間弱で、所々立ち止まり解説をよく読みながら、ほぼ全作品をみた。模型を観る方が楽しいので、アリ・グラーフランドの講演はパス。この日は(例年のことながら)他の作品展のために既に無くなっていた作品もちらほらとみられたのが残念だった。もう一度みたかった「630 藤岡の住宅地」も無かった。
気になった作品は「337 ねじれたルーバーの狭小住宅」「336 街のあつみ」「420 密度の箱」「205 oblique」「288 The Emperor's new clothes」。
ところで、3/8に「420 密度の箱」を見た際は、『何でこんな作品が日本二なんだろう???』と思った。この日は、作品の解説ファイルを他の人が長々とoccupyしていて見ることができなかった。
ところが、3/12は屋根が取り外してあり、垂直方向の空間の繋がりを見ることができ、また壁の厚さの違いも見ることができて、即、気に入った。
一方、日本一を取った「284 」松下君の作品は、3回見たけど、作品が伝えたいメッセージが分からない。ファイナル(公開審査)でのプレゼンを観たかった。

3/14は、3/8,3/12とは逆に、5Fから6Fの順に1時間弱で歩いた。
気になった作品は「533 兜町-視-間」「521 家具のような建築」「187 Ibasho」「085 Stroll library」「491 Limits solve Limitation」。

全体的な感想としては、楽しかったけど、昨年の上位作品の影響を感じさせる作品が多かったことは残念だった;建物の積み重ね方、光と影の使い方、空間の裏返し方など。
いずれにしろ、若いケンチク学生さん達が試行錯誤しながら、後輩と一緒に模型を作っている姿を思い浮かべると、また来年も応援したくなる。
来年も楽しみにしています。

by bostonmarathon | 2010-03-14 23:58 | アート & 建築

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