2018/05/13 仙台国際ハーフマラソンのコース案内

仙台国際ハーフマラソンまで2週間弱
遠方からお越しの方に、杜の都 仙台の街を気持ち良く走っていただきたいと思い、コースのご案内です。
5kmの部のコース案内はこちら。

【スタート前】
招集時刻は9:05~9:40。Bブロック以降の一般ランナーは、大勢のヒトが一斉に移動するため、荷物預けからスタート地点までの移動にかなり時間がかかるようです。例年、招集時刻に遅れて最後尾からのスタートになるランナーがいます。
とはいえ、炎天下で長時間待つと体力を消耗します。快晴の場合、早めに自分のスタートブロック近くの日陰に移動して待機し、9:30過ぎてから整列することをお勧めします。
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スタート地点。右手には、楽天の本拠地 楽天生命パーク宮城の観覧車が見えます。

【スタート~5km地点(大橋)】
全般に、緩やかな上り。スタート直後は激混なので 流れに任せて。ヒトの間を縫って前に出ようとするのは糖質・筋力の浪費。何百人に抜かれても我慢。後半で抜き返せばいい
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東二番町通り。3.8km地点には 最初の給水所。
4/22には、この給水所付近から「羽生結弦選手パレード」がスタートしました (注1)。
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青葉通りのケヤキ並木(4km地点付近)。深緑のオアシス。
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青葉通りから西公園通りを横切って、大橋へ下る道は、私が仙台で一番好きな道。右手には、地下鉄東西線 大町西公園駅入口。

【5km地点~10km地点(青葉通りと東二番丁の交差点)】
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大橋を渡った向こうには青葉城址への上り坂。レースコースは上り坂を直進せず、大手門脇櫓を左に見ながら 右へカーブ。200mほどで平地になるので我慢。
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新緑から深緑に変わる時期の定禅寺通り ケヤキ並木は、コースのハイライト。
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定禅寺通りケヤキ並木の東端で折り返し(7.7km地点)。市街中心部は沿道の応援も多く、(仙台在住の方なら)見慣れた景色なので、苦なく走れます。

【10km地点~15km地点(コボパーク宮城の南東側 ローソン手前)】
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再び東二番町通りへ。
8km地点から15km地点までは、全体として下りなので、ペースアップし過ぎないよう注意。13~15kmでは、フィニッシュとなる陸上競技場や楽天生命パーク宮城の周囲をぐるりと周る。15km地点の先にあるアップダウンに備えよう。15km地点が中間点のつもりで。また、10~17km地点には ほとんど日陰がないので、レース前半からこまめに給水を取りましょう。

【15km地点~18.6km地点(復路の卸町駅交差点)】
このあたりから辛くなる方が多いと思いますが、試走をして この先の風景を見慣れておくと、辛さが軽減します。
クルマやGoogleストリートビューで下見するだけでも違うかも。
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ローソン前を東へ左折して新寺通りに戻ると、JR跨線橋(往路)のアップダウン。上りさえ耐えれば、その先はしばらく下りだ。
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左手にAEONの工事現場, 右手にNISSANの看板が見えたら、次の信号で左折して卸町方面へ。この交差点には 地下鉄東西線 卸町駅。卸町公園前折り返し(17.6km地点)まではほぼ平地。
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卸商センター前交差点で右折して、左手に「タゼン」(ガス機器会社)の看板が見えたら、次の信号を越えて最初の中央分離帯の切れ目が卸町公園前折り返し。折り返して、18km地点(卸商センター前)が最後の給水所。

【18.6km地点(復路の卸町駅交差点)~ゴール】
卸町駅の交差点を右折して、新寺通りに入ったらラストスパート。年によっては強い向かい風が吹くが、負けない。
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19km地点の先には、最後の上りとなるJR跨線橋(復路)。『萩の月』の看板に向かって進もう。跨線橋を下って、ローソン前を北へ右折すると、ゴールまで1km弱。
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陸上競技場に入り、400メートルトラックを3/4周すると、泣いても笑ってもゴールライン。笑顔でゴールしましょう。皆様の健闘をお祈りします。

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写真は、2012年の仙台国際ハーフマラソンの写真。高橋尚子さんがゴール目前のランナー達にハイタッチ。Qちゃん、毎年ありがとう。

<給水について>
6カ所ある給水所には、それぞれ長机5台 x 4セットのテーブルがあります。最初のテーブルにランナーが集中しますが、混雑を避けて、2つ目やその先のテーブルで給水しましょう。大会HPのこちらのページに、地図とともに詳しく記載されています。

*本記事は、昨年までの記事の改訂版で、昨年以前の写真も一部に使っています。

(注1)「羽生結弦選手『2連覇おめでとう』パレード」。
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もしお時間がありましたら、羽生結弦さん ゆかりの地にもお立ち寄りいただければ。

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# by bostonmarathon | 2018-05-01 20:00 | マラソン

2018/05/13 仙台ハーフ (5kmの部) のコース案内

仙台国際ハーフマラソンまで2週間弱。
当日ハーフマラソン前に開催される「5kmレース」のコース案内です。
このコースは「前半下り、後半上り」の初心者にはキツいコースです。楽しくフィニッシュするには、最初の折り返し地点までは、どんなにたくさんのランナーに抜かれても、会話できる程度のペースに抑えることをお勧めします。
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スタート地点。榴岡公園の北側。
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スタート直後は下り坂。
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最初の交差点(二十人町交差点)を左折したらほぼ平地。
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次の岡4丁目交差点では、孝勝寺の五重塔を右手奥に眺めながら、宮城野通りへ左折。
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宮城野通りは緩やかな下り。
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楽天イーグルス本拠地 楽天生命パーク宮城に突き当たったら左折。
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楽天生命パーク宮城と陸上競技場を右手に見ながら進む道は平地。
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左手に仙台育英高校、右手にイーグルス印のJR宮城野原駅入口が見えたら、最初の折り返し地点。
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折り返し後、再び楽天生命パーク宮城前を通過して、宮城野通りへ右折。右折直後は上り坂。
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榴岡4丁目交差点を右折して、北へ向かう。
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二十人町交差点を東へ右折したら また上り坂。
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榴岡公園の北側に戻ってきたら、スタート地点を通過してそのまま直進して300m下る。ここでは、第2折り返し後の上りに備えて呼吸を整えよう。
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第2折り返し地点。折り返し後は300mの緩やかな上り。最後の上りでは、シッカリと腕を振って耐えよう
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上り切ったら左折して榴岡公園に入る。
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もうすぐフィニッシュ。
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フィニッシュラインは、このあたり。お疲れ様でした。

来年はハーフマラソンにエントリーしますか?
ところで、昨年のこの時期は、イーグルスが首位を走っていて大盛り上がりでしたが、今年は最下位独走中。皆さんの走りで、イーグルスに活を入れて下さい。

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# by bostonmarathon | 2018-05-01 18:00 | マラソン

羽生結弦さん ゆかりの地 ~仙台市民から~

*一部4/22に追記しました。

4/22(日) 「羽生結弦選手『2連覇おめでとう』パレード」には、国内外
から大勢の方が来仙されると思います。
仙台市HP(羽生結弦選手「2連覇おめでとう」パレードを開催します)
せっかく仙台にいらしていただくのであれば、パレードの前か後に、羽生さんやフィギュアスケートに関連のあるスポットも訪れていただければ、羽生さんも喜ぶのではないかと思います。そんな思いで、このブログ記事をまとめました。


1)「フィギュアスケートモニュメント」
場所;仙台市地下鉄東西線 国際センター駅の南側広場。
説明;冬季オリンピックフィギュアスケートで日本初の金メダリストとなった荒川静香さんと羽生結弦さんの偉業を讃えて、2017年4月16日に設置されました。ご存知のとおり、お二人とも仙台出身です。
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2)「五色沼」
場所;仙台城(青葉城)大手門脇櫓のすぐ下。国際センター駅から徒歩数分。
説明;日本の「フィギュアスケート発祥の地」。しかし、昨今の仙台の気候では、この池が凍結することはありませんでした。昨冬、水質改善のために水を抜いて整備工事が行われました。整備後は、池が2つのパートに分かれました。上流側の調整池(?)出口の水門を調整すれば、メインの五色沼の水位を下げることが可能になるので、冬期に凍結した五色沼を見ることができるようになるかもしれません。ここでスケートしたいですね。
もちろん、ゆづもココを訪れています。
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また、2つの池の周囲に遊歩道が整備され、誰でも歩けるようになりました。
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この写真の右側の池が、小さな調整池。

以下は、工事中の写真(2018年2月)。スケート好きな仙台市民にとって、五色沼の中で工事車輛が作業している風景は衝撃的でした。
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以下は、仙台市HPより。
「青葉山公園の五色沼・長沼周辺の環境整備を行なっています(2017/11/28更新)」

周辺の地図は以下をご参照ください。
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3)「国宝 大崎八幡宮」 http://www.oosaki-hachiman.or.jp/
場所;仙台市青葉区八幡(HPを参照ください)。市内中心部からならタクシーかバスをお勧めします。
説明;羽生さんが奉納した絵馬を見ることができます。
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「国宝 大崎八幡宮」の項は、4/22に追記しました。もし4/22 仙台泊の方でまだご覧になっていない方は、4/23に立ち寄れると良いですね。


4)「アイスリンク仙台」 http://icerink-sendai.net/
場所;仙台市泉区(リンクHPを参照ください)。仙台市地下鉄南北線 八乙女駅から徒歩20分くらい。タクシーをお勧めします。
説明;ゆづを育てたスケートリンク(途中で経営者やリンク名称が変わっています)。2011年3/11 東日本大震災の時、羽生さんはこのリンクで練習中でした。
ゆづを育てたリンクで滑ってみたいと思いませんか。パレードのために来仙された皆様が、スケートリンクに足を運んだら羽生さんは本当に喜ぶと思います。
荒川静香さんと本田武史さん(ソルトレークシティー五輪男子4位)もここで育ちました。ここから飛び立った荒川さんと羽生さんの展示もありますので。


仙台市民は、皆様の来仙をお待ちしています。
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P.S. 自分が小学生だった40年前、日本のフィギュアスケート発祥の地である仙台には、多数のアイススケートリンクがありました。市内の小学校の多くは、学年単位で年に1回~数回、スケート教室に行っていて。
自分が一時期 習っていた八幡スケートセンターもなくなり、水ノ森や勝山のリンクも無くなって。今や、仙台市内に残るスケートリンクは「アイスリンク仙台」たった1つ。スケートリンクの経営は厳しいようです。羽生さんは、著書の印税を「アイスリンク仙台」に寄付しています。自分も時々、滑りに行かないと。
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白のフィギュアは、妻と娘の兼用。あとの2つは、私のフィギュアとホッケー。ホッケー靴だと気楽に滑れるが、フィギュアを履くと気が引き締まる。

情報が不十分かと思いますが、多少なりともお役に立てれば幸いです。
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パレード当日の写真(4/22追記)。
今日は、天候にも恵まれ、1年で一番美しいかもしれない新緑の仙台を、多くの方に笑顔で過ごしていただけて、嬉しいとともに、羽生さんに感謝。
オマケとして、これを機に、東北大学や学都仙台への進学を志す方が増えるといいですね。

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# by bostonmarathon | 2018-04-15 18:00 | スキー & スノー

3/4~11 SDL2018


今年もSDL2018@smtが始まった。
運営を支えている教員の皆様、毎年ご苦労様です。

今年の一般公開初日3/4(日)は、あいにく休日当番医。日曜午前(ファイナリスト決定前)に全作品を観ることができないと、その年のSDLを100%楽しむのは難しいのだが、とにかく、診療終了後すぐ医院から仙台市内のsmtへ。
今年はあと何回 観に行けるか分からないけど、以下、会期中に随時、修正・追記していきます。
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== 3月4日の感想 ==
診療後 19:10にsmt着。6F→5Fの順に約400の建築模型を駆け足で眺めて、気になった数作品のみポートフォリオに目を通した。ファイナル(上位10作品の公開審査)の音声に耳を傾け、中継映像をチラ見しながら。審査員の意見の対立が面白いが、時間不足で消化不良気味の様子。国分町での場外乱闘が心配。
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以下、気になった作品。

213「回天する余白 -都市部における高層ビルの建替計画-」
都市の余白を利用した建て替え計画の提案。
これは、将来必要になる高層ビル建替に対する新しい処方箋。
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317「SPACE for SPACE -宇宙空間と居住空間-」
スペースコロニーの計画案。過去10数年のSDLで誰も取り上げなかったテーマかもしれない。後日ポートフォリオにゆっくりと目を通したい。
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(3/5 追記)
翌3/5(月)夜、この作品のポートフォリオを見に行った。
地球と月の引力が釣り合うラグランジュポイントL5を敷地としている。コロニーは、居住, プラント, 広場など様々な役割を持つモデュールから成る区画が複数集まって形成されている。また、各モデュール内では、重力環境を生かした物資輸送など考えられている。ただ、(もし実現化させる場合の話だが)この作品の問題点も見付けてしまった。構造材の運搬をスペースシャトルが担うことになっているが、スペースシャトルは2011年7月のフライトを最後に既に引退してしまっているのだが...。
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242「キメラ建築の生成 -名作住宅の建築的操作のデータバンク化を基にした建築設計-」
まだ見ぬ新たな建築物が創造される可能性を示唆する。
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(3/8 追記)
今日、この作品の良さを再認識。「過去の名作でなされた建築的操作の体系化」と「それらを組み合わせて編集し
新しい空間を創造する可能性」。
ただ、ケンチク学生が 以下のような間違いをしてはマズイんじゃないの?(笑)
しかも、ココは伊東豊雄さんが設計したsmtだし。
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107「烈風のマディーナ -大地を纏い広がる街-」
素材の経時的変化も生かした 砂漠における新たな空間創生の提案。砂に覆われた建物が、地形の一部に変わっていく。宇宙開発に生かせるかも。
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122「日常の間隙を縫う」
昨今の『病院での医療 から 自宅での介護 へ』という流れに伴い、実際の介護現場では、介護者の負担が大きくなってきている。本作品では、認知症の祖母を介護する母にフォーカスを当て、介護者の心に彩りを与えようとする今までにない視点の作品。
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今日、一番考えさせられた作品かな。

今年は仕事の都合で、例年になく出遅れてしまったが、久々に(普段とは違う領域の)脳ミソを使った感じ。全国から集まったケンチク学生たちの熱気から若いエネルギーを吸収。毎年こんなに多くの建築模型を浴びられる環境に感謝。あらためて、運営を支えている教員の皆様にも感謝。


== 3月5日の感想 ==
昨日のファイナルに残った10作品が 本日だけsmt 1F オープンスクエアに展示されるので、診療終了後すぐに仙台市内のsmtへ直行。
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036「住宅構法の詩学」
この10作品の中では、これが一番好き。
自分が建築に興味を持ち始めた小学生の頃に 新聞広告や建築雑誌で親しんだ工業化住宅をエレメントに解体して、別々のメーカーの要素を組み合わせて再構成する作品。懐かしさと新しさを感じる作品。
「日本三」に選出された作品。
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例えば、セキスイハイムの一部とミサワホームの一部など 複数のパーツが融合して、新しい建築空間が作られる。

360「建築の生命化」Autonomy / Interactivity
外界の音に反応して壁面を動かすことで、建物を生き物のように環境とインタラクションさせる作品。下記のQRコードで動画を観ることができる。
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自分では昔から建築物は生き物だと感じていたので、今日この作品を実際に見て鳥肌が立った。ただ、この鳥肌は、最初は心地よい感情だったが、その後だんだん不安に変わっていった。建物の生命感が前面に出てきて、ちょうど『AI頭脳をもったロボットに、地球人が駆逐されてしまう』かのような不安感というか...。
「日本一」に選出された作品。
昨日のファイナル(公開審査)では、審査員の間から、この作品が日本一になったことに対して異論もあったけど、素人目には、物議を醸すだけインパクトがある作品だったと思う。
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115「縁の下のまち -基礎から導く私有公用-」
"私有公用の最大化"というコンセプトがいい。
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(3/8 追記)
この作品は何度観ても好印象。でも、私が撮るメモ程度の写真では、その心地よい空気感を表現できないのが残念。

これら以外にも、気になった作品がたくさんあったけど、今年はポートフォリオをゆっくり読む時間がなかった。そういえば、広島の基町アパートのリノベーションを扱った作品が今年もあったけど、ポートフォリオを見るのを忘れたなあ。

「梱包日本一」も、毎年の楽しみ。
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== 3月8日の感想 ==
(あとで、写真を追記します)
3/4, 3/5に続き3日目。今日は、ゆっくりポートフォリオを読めたが、3時間ぶっ通しで観戦したら疲れた。ここ数年のSDLでも取り上げられる大きな課題の1つに「コミュニティの過疎化・空洞化」が挙げられる。今日あらためて、田舎のみならず、都心部でも大きな問題になっていること、そして、決定的な解決策がないこと を再認識した。

268「和風解体新書」
海外の名作建築(サヴォア邸, ファンズワース邸, 落水荘)を建築的和風化することにより、日本的空間性とは何であるか探究しようとする試み。面白い。
写真は、障子をはめ込まれた落水荘Fallingwater by W.L.Wright。
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185「或るアパートの遺言」
広島の基町アパートを再生させる案。アパート部分を再生させる良い提案だが、やはり、この建築物をテーマとして取り上げるのであれば、重要な要素である「人工地盤」の再生・新陳代謝にも切り込んでほしかった。
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137「蛇落地悪谷再考」
ポートフォリオが すごく良かった。
自然に逆らわずに適応する集落の在り方。
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333「壁間の棲家」
居場所系の心地良い作品。
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182「積雪による形態変化」
積雪荷重でたわむ格子状の屋根。夏には 日差しを遮りつつ 風を通し、冬には かまくら のような和やかな空間に変わる。この作品が 本日一番の収穫。初日には見落としていた。
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076「栞 -思い遣る-」
重なり合う 高さの異なる屋根が、各季節に適した日差しをもたらす。
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387「pray -都市に潜む教会-」
街の隙間を生かした祈りの空間。
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218「Park(ing)city」
建築物が自動走行する街。今までにありそうでなかったコンセプトの作品。
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<墓地を街の一部として溶け込ませる作品2つ>
320「私たちの居場所」
死者との再会の場を都市生活に開放して日常化する。
初日にこの模型を観た時には、綺麗な模型だなと思いつつスルーしたが、今日ポートフォリオを読んで、墓地を扱った作品と知った。
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097「INTERMEDIARY SPACE」
現実空間と霊界を繋ぐ媒介空間としての墓地。
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<街並みを残す方策2つ>
282「解体の庭」
通りを挟んだ住宅群の上に屋根をかけることで、家単位だった建築群を部屋単位で再構成する魅力的な案。
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188「家跡の町」
家を壊すのではなく 骨格を残し、その一部を複数の利用者が活用する。新しい空間が創生されるが、昔の面影は残る。
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いずれも、所有権の問題(遺産相続者不明など)のため実現は難しいかもしれないが、コンセプトとしては面白くて魅力的。


SDL2019も楽しみにしています。
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以下は、過去のSDLの感想メモへのリンク。
SDL2014の感想 各年ごとに気に入った作品はあるけど、全体としては、ここ数年で一番楽しめたSDLだった。
SDL2013の感想 防災に言及した作品も多かった。
SDL2012の感想 大震災翌年のSDL。作る側にも観る側にも、震災の体験が多少なりとも影響していた印象を受けた。
SDL2011の感想 会期中の3/11に東日本大震災が発生。
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# by bostonmarathon | 2018-03-04 23:00 | アート & 建築

仙台ハーフ (5kmの部) の走り方

仙台国際ハーフマラソンまで、あと10日。
当日ハーフマラソン前に開催される「5kmレース」のコース案内です。
このコースは「前半下りで、後半上り」のキツいコースです。レース初心者の方は、スタート直後から周囲につられてペースが上がりすぎてしまいます。楽しくフィニッシュするには、最初の折り返し地点までは、どんなにたくさんのランナーに追い抜かれても、会話できる程度のペースに抑えましょう。
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スタート地点。榴岡公園の北側。
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スタート直後は下り坂。
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二十人町交差点を左折したらほぼ平地。
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孝勝寺の五重塔を右手奥に眺めながら、宮城野通りへ左折。
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宮城野通りは緩やかな下り。
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右手に楽天イーグルス本拠地 コボパーク宮城が見えたら、下り切ってから左折。
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コボパーク宮城のゲートを右手に、折り返し地点(仙台育英高校前)へ。
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最初の折り返し地点である仙台育英高校には、こんな掲示が。
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再びコボパーク前を通過して、宮城野通りへ右折。右折直後は上り坂。
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榴岡4丁目交差点を右折して、北へ向かう。
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二十人町交差点を東へ右折したら また上り坂。
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榴岡公園の北側に戻ってきたら、そのまま直進して300m下る。ここでは、第2折り返し後の上りに備えて呼吸を整える。
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第2折り返し地点。ここからはシッカリと肘を後方に振って、折り返し後の300mの上りに耐える。
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榴岡公園に入る。
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もうすぐフィニッシュ。
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フィニッシュラインは、このあたり。

ところで、試走した5月4日のコボパーク宮城は、試合開始3時間以上前から大勢のヒトでごった返していました。首位を走っていると(例年に比べて)集客もいいですね。
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# by bostonmarathon | 2017-05-04 22:00 | マラソン

2017/05/14(日) 仙台国際ハーフマラソンの走り方

仙台国際ハーフマラソンまで2週間弱
遠方からお越しの方に、杜の都 仙台の街を気持ち良く走っていただきたいと思い、コースのご案内です。昨年までの記事の改訂版で、昨年以前の写真も一部に使っています(私のハーフベストタイムは89分)。
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今から走力を上げるのは難しいですが、以下の3点に注意すれば、多少はラクに走れると思います。
 1) レース前の金曜と土曜の夜は、十分に睡眠をとる。
 2) コースの試走(特に15km地点からフィニッシュまで)。
 3) 本番では、15km地点を中間点とみなして体力温存。
   もし余力があれば15km以降で全力を出し切る。

<給水について>
6カ所ある給水所には、それぞれ5台ずつのテーブルがあります。最初のテーブルにランナーが集中しますが、混雑を避けて、2つ目やその先のテーブルに先回りして給水しましょう。

以下に各区間の説明です。
======================================
【スタート前】
スタート1時間前に整列開始ですが、炎天下で長時間待つと体力を消耗します。快晴の場合、自分のスタートブロック近くの日陰で待機して、9:30過ぎてから整列することをお勧めします。
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スタート地点。右手には、楽天の本拠地コボパーク宮城の観覧車が見えます。

【スタート~5km地点(大橋)】
全般に、緩やかな上り。スタート直後は激混なので 流れに任せて。ヒトの間を縫って前に出ようとするのは糖質・筋力の浪費。何百人に抜かれても我慢。後半で抜き返せばいい
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東二番町通り。3.8km地点には 最初の給水所。
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青葉通りのケヤキ並木(4km地点付近)。深緑のオアシス。
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青葉通りから西公園通りを横切って、大橋へ下る道は、私が仙台で一番好きな道。右手には、地下鉄東西線 大町西公園駅入口。

【5km地点~10km地点(青葉通りと東二番丁の交差点)】
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大橋を渡った向こうには青葉城址への上り坂。レースコースは上り坂を直進せず、大手門脇櫓を左に見ながら 右へカーブ。200mほどで平地になるので我慢。
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新緑から深緑に変わる時期の定禅寺通り ケヤキ並木は、コースのハイライト(写真は4月末。レース当日には深緑)。定禅寺通りケヤキ並木の東端で折り返し(7.7km地点)。市街中心部は沿道の応援も多く、(仙台在住の方なら)見慣れた景色なので、苦なく走れます。

【10km地点~15km地点(コボパーク宮城の南東側 ローソン手前)】
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再び東二番町通りへ。
8km地点すぎから15km地点までは、全体として下りなので、ペースアップし過ぎないよう注意。13~15kmでは、フィニッシュとなる仙台市陸上競技場やコボパークの周囲をぐるりと周る。15km地点の先にあるアップダウンに備えよう。15km地点が中間点のつもりで。また、10~17km地点には ほとんど日陰がないので、レース前半からこまめに給水を取りましょう。

【15km地点~18.6km地点(卸町駅の交差点)】
このあたりから辛くなる方が多いと思いますが、試走をして この先の風景を見慣れておくと、辛さが軽減します。
クルマやGoogleストリートビューで下見するだけでも違うかも。
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ローソン前を東へ左折して新寺通りに戻ると、JR跨線橋(往路)のアップダウン。上りさえ耐えれば、その先はしばらく下りだ。
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右手にNISSANの看板が見えたら、次の信号で左折して卸町方面へ。この交差点には 地下鉄東西線 卸町駅。卸町公園前折り返し(17.6km地点)まではほぼ平地。
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卸商センター前交差点で右折して、左手にコンビニ『サンクス』が見えたら、次の信号を越えて最初の中央分離帯の切れ目が卸町公園前折り返し。折り返して、18km地点(卸商センター前)が最後の給水所。

【18.6km地点(卸町駅の交差点)~ゴール】
卸町駅の交差点を右折して、新寺通りに入ったらラストスパート。
年によっては向い風がツラい。
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19km地点の先には、最後の上りとなるJR跨線橋(復路)。『萩の月』の看板に向かって進もう。跨線橋を下って、ローソン前を北へ右折すると、ゴールまで1km弱。
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陸上競技場に入り、400メートルトラックを3/4周すると、泣いても笑ってもゴールライン。笑顔でゴールしましょう。皆様の健闘をお祈りします。
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写真は、2012年の仙台国際ハーフマラソンの写真。高橋尚子さんがゴール目前のランナー達にハイタッチ。Qちゃん、毎年ありがとう。

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# by bostonmarathon | 2017-05-03 07:00 | マラソン

3/5~12 SDL2017

今年もSDL2017@smtが始まった。
運営を支えている教員の皆様、本当にご苦労様です。
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今年は3年ぶりに午前中から観戦できたので、ファイナリスト決定前に(駆け足ではあったが)全作品を観ることができた。全国から集まったケンチク学生たちの熱気に揉まれながら、若いエネルギーを吸収する。
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今年は あと何回 観に行けるか分からないけど、以下、会期中に随時、修正・追記していきます。

=3月5日の感想(作品展示)===========================
今年は午後から予定があったので、午前中の2時間弱で6F→5Fの順に駆け足で観戦。
以下、気になった作品。

018「都市の汀」
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新しい湾岸のあり方。

058「記憶の象形、都市化する境界」
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岩手県宮古市田老地区における防潮堤を積極的活用した作品。好感。

328「禅語の建築化」
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大阪船場の細い路地に、禅語を建築化した空間を点在させた作品。

130「がんばらない」
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『へた地』を分類して再定義し、分散型都市公園を提案している。この手の分類系の作品は、自分の好み。

132「学校畔道」
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学校の登下校が楽しくなりそうな作品。

342「廃墟と化し、都市と化す」
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つくばセンタービルを題材とした作品。個人的には、現在のココの広場の雰囲気は好きだけど。

387「憧憬の山麓」
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三重県南部の山村を観光地として活かそうとする作品。斜面のランドスケープと一体化した建築物。バス停から、観光案内所や直売所, 食事処, 足湯, 展望テラスなどに流れるように誘導する作品は、本日の一押し作品。

135「無窮の地図」
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認知症の祖母の視点で住宅を再構築した意欲的な作品。認知症患者も診療している医師として、楽しませていただきました。(恐らくセミファイナル審査のため)置いてなかったけど、後日ポートフォリオを見てみたい。

178「余白の空気」
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余白系の作品も、自分の好み。

220「合縁建縁」
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水辺を扱った作品。ポートフォリオを見たかったけど(恐らくセミファイナル審査のため)なかった。後日みてみたい。

076「街の器」
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図書館等複合施設を中心とした街づくり。地域の様々な要素を螺旋状に巻き込んだゾーニング。現実化してほしい作品。

210「都市の結節点としてのVoid」
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京都三条に、結節点として機能する空間を作るダイナミックな作品。

496「物の家」
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毎年,形を変えて新しい作品が出てくる 記憶・想い出系の作品。

196「ある街への巣喰い」
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空き家・空き部屋の体系的なリノベーション。今後ますます重要になる課題。

123「海と街の距離 -津波被災地における復興拠点の提案-」
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岩手県大槌町赤浜地区における 嵩上工事や防潮堤に依存しない復興計画。今回もっとも心を動かされた作品。
2011年の3.11以降、個人的には、震災で沈下した土地を嵩上工事で元に戻すことは、何万年にも及ぶ地殻変動に逆らう行為で、短期的な自己満足でしかないと感じている(もちろん、住民や自治体が置かれた苦境は分かるので批判するつもりはない)。本作品のような コールテン鋼による躯体グリッドの上に設けた浸水想定エリア, 避難所エリア, 避難動線は、現実的な提案だと思う。

507「建具としての建築」
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境界という性質を持つ建具を 空間を変化させる手段として用いて、時間によって異なる空間を自由に作る楽しい作品。以前、引き戸で同様の表現をした作品がありましたね。

289「第一海堡の九相図」
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地形の死と向き合った作品。

駆け足の観戦で、ほとんど写真を撮っていない気がしていたけど、実際にはそれなりの枚数を撮っていた。でも、これら以外にも興味深い作品は多数あった。


=3月5日の感想(最終審査)===========================
13:30~15:00は宮城県美術館へ移動して「近代建築の美学 ~ル・コルビュジェと日本の建築家たち」。3/5,12,19(日)の3回シリーズ。本日の太田教授(女子美術大学)の講演『ル・コルビュジェと日本』は為になった。その後すぐに帰宅して、SDL2017ファイナル(最終審査)をWeb配信で観戦。

今年は、ファイナリスト10名の中に、空想お花畑系や理解不能系のぶっ飛んだ学生が居なかったこともあってか、盛り上がりに欠ける感もあったが、審査終盤では審査員のヴォルテージも上がり、イイ感じで審査が終わった。


=3月9日の感想(作品展示)===========================
今日は、開場の10時から、気になった作品のポートフォリオを読みながら建築模型に溺れる。3/5とは逆に 5F→6Fの順で。セミファイナル審査や混雑のため 3/5(日)には見られなかったポートフォリオも、ゆっくり見ることができて良かったが、気が付いたら4時間も経っていて疲れた。
以下、気になった作品。

312「おくりがま」
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建物を「壊す」のではなく「おくりだす」プロセスの案。

334「COWTOPIA」
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この作品は、フ3/5(日)AMに観たとき、もしこれがファイナルに選出されればDiscussionが盛り上がるだろう、と思った。しかしそれと同時に、牛舎の臭いの問題 および 放牧地の狭さから、ファイナルに選出されることはないだろう、と思っていた。だが、ポートフォリオを見たら、換気システムについても言及してあった。もし実現したら、非常に面白い案。ファイナルで日本二に選出された作品。

157「奇貨可居の塔」
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建具の開閉率を変えることで、建物の振る舞いを変える。こんにゃく農家のための建築。

141「都市に脈打つ駅」
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線路で分断された街を活性化する案。個人的に興味がある課題であり 例年みられるが、本作品では、線路を地下化して、地上部を河川として開き(水路の再生)、ヒト・水を循環させる心地良い案。

137「建築が生まれる時」
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山口出身の学生が、作品舞台地元のヒトに直接 話を訊きながら完成させた作品。このプロセスを、ファイナルで観たかった。

189「自由を手に入れるための対価」
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新しい移動式住居の提案。

409「不均質な空間の豊かな暮らし」
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模型を見ただけでは分からないけど、ポートフォリオを読むと、居心地の良さそうな作品。

370「高齢者・子供・マラソンランナー」
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周囲から隔絶されていた 霞が関ビルの低層階を改築して町に開放する案。パブリックスペースや保育園を作り、ビル内にランニングコース(写真の黒い道)を通す。

241「緑の結目」
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神社機能を展開し、パブリックスペースを開放しながら、街を活性化。

302「境界をまたぐ」
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水辺環境を生かした こんな大学キャンパスがあったらイイよね。

292「まちなか暮らしからの学び」
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商店街から学生街へのコンバージョン。

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今年も3/9(木)には、多くの作品(1/3くらい?)が早期搬出されていた。観られないのは残念なので、初日から「本作品は3/XX早期搬出予定です」のような張り紙があるとありがたいのだが...。そうであれば、初日には、それらの作品のポートフォリオを優先的に見たい。

梱包日本一
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これも毎年 楽しみにしている


=3月11日の感想(作品展示)===========================
18時からの会議前に、SDL2017@smtに立ち寄る。

099「立つ鳥、跡を濁す」
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空きスペースをリノベーションして宿泊施設に転用する案。空家の活用、スクラップ&ビルドの代替案として興味深い。

今年は、東日本大震災関連の作品もあったけど、「産業が衰退した町」や「過疎化した温泉や観光地の再生」を題材にした作品が多かったように感じた。

SDL2018も楽しみにしています。
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以下は、過去のSDLの感想メモへのリンク。
SDL2016の感想
SDL2015の感想
SDL2014の感想 各年ごとに気に入った作品はあるけど、全体としては、ここ数年で一番楽しめたSDLだった。
SDL2013の感想 防災に言及した作品も多かった。
SDL2012の感想 大震災翌年のSDL。作る側にも観る側にも、震災の体験が多少なりとも影響していた印象を受けた。
SDL2011の感想 会期中の3/11に東日本大震災が発生。

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# by bostonmarathon | 2017-03-10 23:45 | アート & 建築

南山大学キャンパス by A. Raymond

本日は講演@名古屋。
余裕をもって名古屋入りしたつもりだったが、講演会前にランに使える時間は2時間のみ。南山大学の建築群を見に行きたいが、往復ランで行くと講演に遅れそうだったため、往路は泣く泣く地下鉄。それでも時間がギリギリのため、地下鉄の車内では途中下車して戻るか迷いつつ、最終的には、見たい気持ちがまさって、キャンパスをチラッとだけ観て 速めのペースで走って戻れば間に合うだろう、と判断。
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地下鉄を降りて急な坂道を上り切ると、南山大学が姿を現す。
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本部棟に迎えられる。とても50年前の建物とは思えない。

南山大学の建築群 by A. レーモンド。自然の地形を生かしたキャンパス。 尾根に建つ研究棟を境に、南に本部,図書館,食堂など、北には講義棟。キャンパス内に 坂がたくさんあって学生は大変かもしれないけど。
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校舎外装の赤土色やルーバーといった 旧い建物(右手前;図書館 1960年代竣工)の意匠が、最近 建てられた建物(左奥;R棟 2011年竣工)にも引き継がれていて統一感があり、居心地が良い。
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旧い建物が、キチンとメンテナンスされて維持されており嬉しい。
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体育館の造形も力強い。
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キャンパス内には、ポケモンを探す学生たち。昨日から日本でも使えるようになった『Pokémon GO』 。

15分ほどでキャンパス内をサラッと見学しただけで 全部は見切れていないけど、無理してでも 観に行って良かった! 見学会などがあれば、ぜひ建物内を観てみたい。

復路では名古屋駅前まで4'30"/kmペースで走り、帳尻を合わせた。もともとはノンビリとjogする予定であったが、時間的な制限のため、はからずも、良いスピードトレーニングになった。

南山大学 キャンパス・校舎探訪
http://www.nanzan-u.ac.jp/Menu/koho/kosya/raymond/index.html
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# by bostonmarathon | 2016-07-23 22:00 | アート & 建築

銀座ソニーパークプロジェクト 20160716 「未来をインストールする「パーク」」

本日は、銀座ソニーパークプロジェクト TALK SESSION #02「未来をインストールする「パーク」」@ソニービル8階OPUS。
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2週間前に開催された#01「ソニーの「パーク」は銀座の未来を開くか?」(青木淳さん(建築家)と倉方俊輔さん(建築史家)の対談)の続編。イノヴェイションメディア『WIRED』編集長である若林恵さんと倉方さんの対談、というか雑談。
前回のメモはこちら
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のっけから、若林さんが『僕はソニービルに来たことがほとんどない』と。
そこから、何で今こんなに東京が面白くないのか、をテーマに対談が始まる。
以下は、メモ。

若林:企業がマーケティングに頼りすぎてきた。本来、都市の新たな魅力は、そこにあるコンテンツや建物などから「生まれる」ものなので、ターゲットを絞ったマーケティングが先行(マーケットが先)しても、それ以上の新しさは生まれない。
平均値はfictional。多くの意見を集めて平均値を算出しても、個々人はみんな平均値から多少ずれているので、必ず差分が出て、平均値に該当するヒトはゼロ。

倉方:僕は日本の近代建築史が専門だから、対象は日本国内だけなんだけれど、最近のglobalismでは海外の建物は対象外とも言ってられないので、1週間とか時間ができると海外に行っている。Londonに行っても、NYに行っても、Lisbonに行っても、Melbourneに行っても、日本(東京)と違って面白い。

若林:多様性。今は、個々人による多様性ではなく、一個人内での多様性。例えば、朝と夜で見たいウェブサイトが違う。

倉方:dividual v.s. individual

若林:交換可能な個人。
規格化された住居, 学校, 街で生活していると、自分自身も規格化された個体と感じて面白くなくなる。

若林:世の中がデジタル化されると全てが均一化される、と思われていたがそんなことはない。デジタル化されたことで、多様性が広まりやすくなった(というようなことを言っていたような気がするが忘れた)。
デジタル化を産業振興しても、雇用を生まない。IT企業の楽天の規模は、トヨタと比べれば桁違いに小さい。また、楽天の規模(売り上げ)が2倍に伸びても、雇用は2倍には増えない。
OSとアプリのうち、デジタル化はOS。
ヒラリークリントンが、「IT化促進」と「localのsmall business支援」という二段構えの案を出してきた。
Hillary Clinton’s Initiative on Technology & Innovation
https://www.hillaryclinton.com/briefing/factsheets/2016/06/28/hillary-clintons-initiative-on-technology-innovation-2/
フードトラックの増加などは、デジタル化とセットで動いている。
(米国の新規雇用の3分の2はsmall business。)

倉方:今の日本人は、当事者意識が低い。例えば、「地域を活性化することを応援したい」ではなく、「お前がやれよ」。

若林:今、一番おもしろいのはタモリ。ブラタモリは、その土地の固有性を見せている。

若林:米国では、野球のスタジアムが、多様に用いられている。球場の隣に商談のためのofficeが作られて、時にはスタジアムで商談。単一性から、複合性, 可変性へ。中世のプラザ(広場)のようなものが、一番可動性・可塑性がある。ソニーのパークには、単一性ではなく、あらゆるニーズに応えられる可変性が欲しい。

今日も、ソニーパークプロジェクトのハードルが上がった。
でもこれは、ハードルではなく、目標・夢。
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次回の対談は8/6(土)。

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# by bostonmarathon | 2016-07-16 23:59 | アート & 建築

「建築倉庫」の歩き方

6/18にオープンした 建築模型に特化したミュージアム。初めて行ってきた。
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朝イチで入ったが、あっという間に1時間が過ぎ、結局2時間弱。ケンチク模型に埋もれて ホント楽しかった。
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まず初めに、これから行かれる方にアドバイス。
1) 順路は無いので、展示室に入ったら、奥の方に進んで全体像を把握してから、空いている場所や好きな建築家の作品から見て回ると良い。
2) 各ラックの最下段にも模型が置いてあり、何度もしゃがんだり立ったりするので、動きやすい服装が良い。
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3) ラックの上段においてある梱包箱も、建築関係の方にとっては興味深いようです。
4) 照明の関係で、フラッシュ無しでキレイな写真を撮るのは困難です。キレイな写真を目的とせず、写真はメモ程度にして、模型を身体で体感して持ち帰りましょう。

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この模型をみると、浅草文化観光センターの床面の配置がよく分かる。

アンビルド作品も結構あるので、興味深い。
沢山のスタディ模型が展示してある作品もあり、設計過程をなぞることができて楽しい。
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ロトンダの模型もあった。山本理顕さんの30年近く前の作品。

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F.O.ゲーリー自邸もあったのは意外だった。旧い住宅に鉄仮面を被せて増改築している。

以上、走り書きですが、多少なりともどなたかのお役に立てれば幸いです。
また行きたい。
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# by bostonmarathon | 2016-07-16 14:59 | アート & 建築