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10/29-31 倉敷建築紀行

日本脈管学会のため、20年ぶりに倉敷へ。
建築物について下調べせずに来てしまったが、ランニング前にネットで検索したところ、思いがけず、宿泊先のすぐそばに、丹下健三さんが設計した倉敷市立美術館(旧 倉敷市庁舎;1960年)があった。香川県庁舎のように水平性を強調した力強い建物を堪能。

後日、写真もアップします(余裕があれば)。

*2013年9/20-22 日本心臓病学会のため初めて訪れた熊本でも、いろいろな建築物を堪能できたが、まだまとめていなかった。1年以上経ったけど、早くまとめないと。

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# by bostonmarathon | 2014-10-31 23:55 | アート & 建築

9/5-6 秋田建築紀行

日本内科学会地方会に合わせて、昨年8/30-31の青森建築紀行に続き、今年は秋田市内。
夕方からランニングがてら建築物探訪。事前調査の余裕がなかったので、直前にこの程度のメモしか準備できず。日没前に、秋田市立体育館まで到達することを目指して走り出した。
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まずは、宿泊先近くの「秋田県立美術館」(設計:安藤忠雄さん)。
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草間彌生さんの展覧会を開催中。エントランスの階段は、階段好きの私の心に響く流麗さ。
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カフェの外に拡がる水面も美しい。
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次に「秋田市立中央図書館明徳館」(設計:谷口良生さん)。
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ランニングウェアのまま建物内に入ると、外から見るよりも豊かな空間構成。
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自然光を取り入れながら、随所に各自の居場所を見付けられるような立体的な構成。
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山王大通りを西に向かうと、右手に「朝日新聞社秋田支局」(設計:宇野享さん)。
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大通りと反対側から緩やかなスロープで回遊しながら上階へ誘導するエントランスは、心地良く感じた。
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この時点で、今日はこの建物を体感できただけで満足しそうになった。しかし、その後、もっと強烈な建築物に会うことになる。

さらに西に進むと、「秋田県庁舎」(設計:????)。
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県議会棟(上)と県庁舎(下)。
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宮城県と同様、県庁舎の向かいには秋田市役所(設計:????)。議場棟の反ったアタマが美しい。
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こちらは本庁舎。
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本庁舎の東側に、新庁舎を建設中のようでした。

さらに西へ向かうと、秋田県立体育館(設計:小林美夫さん)。強烈なインパクトの東面ファサード。
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神社仏閣など木造建築を髣髴とさせる力強さ。
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西面ファサードは、東面に比して、おとなしい。
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道路を挟んで西側のこの建物も気になった。秋田ケーブルテレビ(CNA)(設計:????)。古い建物を買い取って流用したように見える(あとで調べたら、2014年6月に、もともと「秋田県小児療育センター」だったこの建物へ移転したようだ)。
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山王大通りから臨海バイパスへ右折。しばらくして見えてきたのは「秋田市立体育館」(設計:渡辺豊和さん)。
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近付くにつれて、その存在の怪しさが際立ってきた。
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あまりの装飾に唖然としながらも、中に入ってみると、形態だけを優先した訳ではなく、機能的にも使いやすそうな空間だった。
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秋田市立体育館内を散策して出てきた頃には日も沈み、真っ暗になっていた。その後、明日の学会場である「秋田県民会館 ジョイナス」(設計:????)に戻る。中に入ると、階段手摺りの造形が興味深い。
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最後に、千秋公園を上り、「久保田城 表門(一ノ門)」。
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2時間で12kmのラン。建物を見ている時間のほうが長いくらいだったが、いろいろな発見があり、建物を観て廻ってよかった。

~2014/09/06追記~
9/6(土) 朝ラン。
秋田市内は、何処も彼処も、草間彌生ワールド。
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# by bostonmarathon | 2014-09-05 23:00 | アート & 建築

猪苗代を訪れて思ったこと

7/12(土)第9回磐梯高原猪苗代湖マラソンに向けて、自宅を発つ。
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16年ぶりに訪れたホテルリステル猪苗代山の中に浮かぶホテルは、遠くから見た姿が美しく、近付くにつれてワクワクしてくる。現在 高校生の娘が0歳時に泊まって以来。
懐かしい。
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リステルスキーファンタジアは、フリースタイルスキーWorld cupも開催される聖地。
今日もプールに向かってスキーヤーが練習している。
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ただ、チェックインして、清掃スタッフのこのコメント文面を見て、タダゴトではないこの地域の苦悩を感じた。
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東日本大震災以前は、GWから晩秋までは、緑や湖を楽しむ首都圏からの観光客がごった返していた。また、積雪時期が早く、雪質の良いこのエリアのスキー場には、晩秋からGWまでスキーヤーが集まっていた。当時、クルマのナンバープレートをみると、東北地方よりも、横浜や品川など首都圏のナンバーが多かった。
ホテルプルミエール箕輪 は、雅子様が皇太子妃になられる前に、小和田家が水入らずで訪れたリゾートホテル。
http://kabanehosi.seesaa.net/article/183136879.html
ホテルグランデコ には、ご結婚前の皇太子様が、よくスキーにいらしていた(ご結婚後も)。
高級ホテル「裏磐梯猫魔ホテル」もある(今は「星野リゾート 裏磐梯ホテル」として再生)。

この大会は、前夜祭と後夜祭がある珍しい大会で、今回初めてこのレースに参加した私も、前夜祭に参加してみた。ランナーや地元の方が参加する前夜祭で、地元の方とお話しした。東日本大震災後に減少した観光客の客足が戻らず観光・宿泊施設の雇用も減っているため、地元で働きたいと思っている若者も県外へ流出してしまっているとのこと。今は、1人でも多くの方に足を運んでもらいたい、1つでもいいからお土産を買って帰って欲しい、と切実で悲痛な思いを聞いた。
何でこんな目に遭わなければならないのか気の毒になった。
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翌朝は4:22a.m.に地震でたたき起こされたけど、レースは予定通り開催。あまりの暑さに、スタート30分前になってもスタートラインには誰も居らず。スタート10分前になってようやくランナーが集まってきた。
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コース途中には、砂利道あり砂浜ありのハチャメチャなコースだったが、各給水所では沿道のボランティアのおじさんおばさんに頭から水をかけてもらい、地元の方のサポートの暖かみを感じた大会だった。27~28km地点の砂浜には 走っていて心が折れそうになったが、左手に猪苗代湖を見ながら正面に磐梯山を望む絶景には、「この景色を見せたい」という主催者の強い意志を感じた。ツラかったけど楽しいコースだった。また来年も来たい。
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タイムは3時間56分と、自己ベストより30分近く遅れたが、沿道のサポートのお陰で、気温27~32度の炎天下のレースを体験することができて有意義だった。レース後は、猪苗代スキー場を眺めつつ、猪苗代湖沿いの観光施設へ。
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地ビール館。
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世界のガラス館。
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お土産は、地ビールと喜多方ラーメン。
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帰りに、学生時代にお世話になった裏磐梯のペンションに立ち寄ろうと思っていたけど、太陽を浴びすぎて疲れたし、早く仙台に帰ってcooling downをしたいと思ったため、今回は立ち寄らず。3月には泊まりに行きたい。

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# by bostonmarathon | 2014-07-13 22:00 | マラソン

『オアシス21』;現地を訪れて分かったこと

建築雑誌に載っている建築物は、設計段階のパースであったり、(ヒトが写っていない)完成直後の姿のことが多い。しかし、(特に公共建築の場合)本来の目的を考えれば、建築物は、ヒトに利用されることによって、命を吹き込まれると思う。今回、今までなかなか昼間に訪れることができなかった建物を、利用されている時間帯に訪問でき、実際の空気・空間を感じることができて満足。それに加えて、雑誌やWebの建築写真を観ているだけでは構造を勘違いすることがあることが分かり、現地を訪れることの重要性を再認識した。
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上記写真の『オアシス21』は、名古屋市の繁華街に2002年にオープンした「公園やバスターミナルなどの公共施設と商業施設との複合施設」である。私自身この10年間で5~6回、学会・研究会などのため名古屋を訪れているのだが、いつも、仕事を終えてから夜にランニングがてら街を散策するので、様々な建築物に会えるのは、どうしても21時~1時と遅い時間帯になってしまっていた。昨年2013年4月に名古屋へ行った際には、金山からランニングがてら『豊田講堂』@名古屋大学 東山キャンパスへ行った後に、ワクワクしながら昼間の『オアシス21』に立ち寄る予定であったが、爆弾低気圧による暴風雨のため、『豊田講堂』訪問中にズブ濡れになり身体も冷えたため、オアシス21には寄らずにホテルへ戻った。

今回18時過ぎに名古屋に着いて、19時からの研究会までの間、少しだけ時間ができたので、急遽『オアシス21』へ向かった。初めて、日中の営業時間帯に訪問したが、立体的に交差する複数の導線がスムーズに交わる様子に好感を持った。水を張った大屋根にも初めて上ることができた。
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一方で、意外だったのは、その立体構造だった。図面を見たことも無く、夜間に訪れただけでは、バス停がHarvard Sq.(Cambridge, MA)のように地下にある(図A)のかと思っていたのだが、今日現地を歩いてみて、図Bのような構造であることを知った。緑化された人工地盤がスロープになっていて、あたかもバスプールが完全な地下にあるような印象を与えていたのだった。
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地下商店街にも、そこに集う人にも活気があり、『オアシス21』が名古屋の街の一部になっていると感じた。

(時にはガッカリすることもあるけれど)、予想外の発見や心地良い体験をできることも多いので、未踏の建築物や空間を体験するのは止められない。
遠方から仙台へいらした方の中には、既に仙台の景色の一部になっている『せんだいメディアテーク』を初めて体感して、私が名古屋で感じたように、予想外の感想を持ち帰るヒトもいるのかもかもしれない。

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# by bostonmarathon | 2014-05-25 23:55

建築家の皆さん、どうなっているの?(新国立競技場)

素人目には、一体どうなってるの?と感じる。
こんなことは言いたくないけど、なんか、ウンザリ(本当は、期待しています)。
素人にも分かるように、構想から構造まで説明してくれる建築家はいないのかなあ。
(デザインだけでなく、構造計算も重要であることは、素人でも分かる。)

日本スポーツ振興センターHP 『2013年09月30日【重要】「国立競技場建替えに関するよくあるお問合せ」を更新しました。』によると、
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これまで、「国立競技場将来構想有識者会議」において、将来構想や
「新国立競技場基本構想国際デザイン競技募集要項」等について
審議を行い、これを踏まえて、別途設置した審査委員会において
最優秀作品の選定(2012.11)を行って参りました。現在、
フレームワーク設計(基本設計に向けた条件整理等)を行っており、
「国立競技場将来構想有識者会議」に諮った上で基本設計に着手する予定です。
===========================================
とのこと。


最優秀作品の選定(2012年11月)の後、2012年11月15日の第3回 国立競技場将来構想有識者会議でZaha Hadid Architects案が最優秀賞に選ばれたが、この案に対して、計画の規模や周囲との調和、そして建築費などの面から、疑問や批判が多くあがっている。これらの疑問・批判に対して、審査委員会の審査委員長であった安藤忠雄さんから、国民へ十分な説明がなされないのは私もおかしいと思う(この点については、以前から、多くの建築関係者がネット上で指摘している)。

一方、決定から1年近く経った頃から、建築界の大御所から、以下のような動き。


槇文彦さん
『新国立競技場を問うシンポ、槇氏の問題提起受け10月11日に』

内藤廣さん
『内藤廣が新国立騒動にもの申す「ザハに最高の仕事を」』
審査委員の一人であった内藤さんが自身のHPで述べた『建築家諸氏へ』の内容は、納得できるものではある。

伊東豊雄さん
そして今回2014/5/10『「五輪 改修国立競技場で」 伊東豊雄氏ら代替案公表へ』

「最優秀賞決定から1年半も経ってからあがいても、もう遅いのでは?」、「旧い建物の保存運動もそうなんだけど、もっと早くなんとかできなかったのか?」という気もするが、5月12日に伊東さんがどんな代替案を提示するのか楽しみではある。

国内の多くの建築家が、『アーキエイド(東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク)』 として、東日本大震災後早期から被災地に入り、今も復興支援を続けてくれている姿を知っているからこそ、また、建築が好きだから、建築家には頑張って欲しいと思う。

今回のような国家プロジェクトの構想・立案に、ゼネコンだけでなく、建築家も幅広く意見を出せるシステムの構築に期待したい。新国立競技場の計画は、建築家のチカラの及ぶ範囲をこえており、政治力が決定権を支配しているのかもしれないが。

何を書いているのか、書いている自分でもよく分からなくなってきた。審査委員長が出てきてきちんと説明し、事態を収拾させて欲しい。Hadidさんに気持ち良く仕事をしてもらおう。ただ、もしHadid案の基本設計すらまだできていないなら、実現不能なのかもしれない。それなら早く代案を!


5月17日 追伸①:今日は、図らずも、国立競技場内をのんびり散策することになった。ポールには会えなかった。Take care!
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5月17日 追伸②:5月12日に伊東さん提示した代替案に対して、建築界がどのように反応したのか、素人には全く分からない。

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# by bostonmarathon | 2014-05-11 22:00 | アート & 建築

3/9~16 SDL2014

今年もSDL2014@smtが始まった。主催者の皆様ご苦労様です。
サポートしている教員の皆様にも、頭の下がる思いです。
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以下、会期中、随時、メモを書き足していきます。

= 3月9日の感想 ==============================
午前中2時間ほど、大勢のケンチク学生に揉まれながら、6F→5Fの順に駆け足で全作品を眺めた。今年は、死を扱った作品が多かった気がする。
ゆっくりとポートフォリオを読めていない作品も多いので、意図を誤解している作品もあるかもしれないが、とりあえず、気になった作品(メモとして撮ったのでピンボケ写真もあり)。

347「記憶の祝祭」;気仙沼の共徳丸を、実体としてではなくネガとして残し、震災の記憶を伝える作品。震災遺構の残し方の1つの方法として、本気で考えて良いように思う。
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146「紙の舞殿」;綺麗な模型。和紙の産地を再生するというテーマのもとに、折り紙を応用して平面から立体を作っている。
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231「引き出す都市/引き込む建築」;住宅と都市がお互いに、緩やかに空気を引っ張り合っている感じが好感。
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054「都市に住む」;構成単位の可変性が、建物に柔軟性を与え、街のAgingを可能にしている。
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072「水を引き込む街 -防潮堤としてのランドスケープ-」;日常の潮の満干に対するプランとしては心地良いが、津波や増水に対する防潮堤としての機能が不十分か。
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083「水とともに生きる -Rangabali, Bangladesh-」;サイクロンなど自然災害による大洪水と共存しているバングラデシュを引き合いに出した作品。
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086「アヤドリ新町」;過疎化する地域を活性化するための新しい処方箋。毎年、似たような試みを題材にした作品があるのは、現実的に良い打開策が無いからか?
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091「巡る梁のあいだ」;首都高を緑地として再生させる作品。現実化したら歩いてみたい。
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286「萩硝子工房」;伝統工芸『萩ガラス』を蘇らせるための工房。模型としてもキレイ。
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315「吉祥寺ヘテロトピア -63のアプローチ空間-」;見慣れた街の風景から、63の建築的要素を切り取って、私達が普段意識していない個々の部分の意味づけを解説しており、興味深かった。またゆっくり観たい。
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150「空間の形 -連続する空間を持つ建築-」;フロアを越えて連続する様々な空間が、機能をもたらす。
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304「感覚風景のためのスタディ」;バレエを踊るときの感覚を思い出しながら空間を作る という意欲的な作品。面白い。
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550「元ある場所へ -八ッ場が語る記憶の塔-」;ダム建設で水没する ダム湖底の集落の思い出をタワー化してダム内に残す。今年一番心が動かされた作品。
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482「amphitheatrum -日生球場跡地計画-」;球場跡地を、再びヒトが集まる場所へ再生する現実的な作品。
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334「祭りの濃度」;雑然とした空気が混ざりあう空間が好感。
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142「界隈をたどるトンネル駅」;地下60mに作られるリニアモーターカーの名古屋駅。地下空間を迫力のある模型で表現している。
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100選に選ばれなかった方もガッカリせずに。
今年は、3Dプリンターを使った作品もあった(471「新輪中ノ都」)。
これからファイナリスト10点が発表される。
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= 3月10日の感想 =============================
本日の展示終了前にsmtへ。30分間だけだったが、6F→5Fの順に観戦。仕事の合間の良い気分転換になった。
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まずは、もう一度観たかった 315「吉祥寺ヘテロトピア」を見られて良かった。
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今日の再発見は、011「故郷を歩く」。ポートフォリオをゆっくりと読んだら、私のツボにはまる内容だった。街(あるいは個々の建物)の進化(or 退廃)のプロセスを説明している点が面白い。今回一番親しみを感じた楽しい作品。
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日本一に選ばれたこの作品069「でか山」は、やはりデカ過ぎると思う。
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昨日この作品が置いてあったこの界隈は、「でか山」が無くなって、がらんとしている。
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304「感覚風景のためのスタディ」を今日も観に行ったが、キレイだった。

166「緑を生み出す "屋根と塀" -人の流れとたまり場-」;この作品を初日に観たときには、『こんな屋根では積雪をコントロールできないじゃないか』と思ったのだが、今日、ユッタリとした気持ちで観ていたら、積雪の多い地方でなければ、雨水の処理さえきちんとできていれば大丈夫じゃないか、と気付いた。実は、こういう屋根って、本当は好きなんだよね。
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411「ジカン x ジブン島」;宇宙を連想させるが、現実にあったら心地良く時間を過ごせそうな空間。
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昨日とは打って変わって、会場が空いていたので、落ち着いて模型を見ることができた。というか、模型たちの声がよく聞こえた。
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= 3月15日の感想 ==============================
会期は明日3/16までだが、明日は行けそうにないので、閉館前に2時間ほど観に行った。前2日とは逆に、5F→6Fの順に。SDLは、作品数が多いこともあって、行くたびに新しい発見がある。
まずは、日本一に選ばれた069「でか山」のポートフォリオを初めてゆっくりと読む。彼の 七尾市「でか山」に対する思い入れは理解できる。「でか山建築」を「ドック」と接続して日常の生活に使うことで、七尾固有の建築とするアイディア。ポートフォリオを読むと、彼の思いに共感するが、この模型の大きさには、ちとunfairさを感じてしまう。ただ、緻密な模型表現には好感に感じる。
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493「小さな居場所」;この手の『昔の居場所』系の作品には、どうしても共感してしまう。
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490「紡ぎ合いのリンケージ -地元店営業による生き残りの連鎖を作り出す-」;模型もキレイで、実現化して欲しいが、具体的な場所が不明なのが残念(今日は、ポートフォリオが置いてなかった)。
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466「Flow over flow」;初日から気になっていた作品だが、やはり、川を取り込んだ3次元的な作品については、私は好きなようだ。
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501「坂の上に建つこども図書館」;行き止まりを6種類に分けた上で、坂道の上に建つ空間の使い方を再検討。
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517「霧の建築」;まだ十分には理解できていないが、気になる作品。
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(3/15 もう少し気になった作品があるが、後日追記。)
537「近いづいては遠ざかる」;
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今回良かった点として、早期搬出作品をある程度まとめて展示していたこと。
早期搬出作品が年々増加するのはやむを得ないが、、昨年まで、歯っ欠けになった展示作品を観るのは、正直あまり心地の良いものではなかった。
次回も、今回のように早期搬出作品を、数カ所にまとめてもらえると気持ちが良い。
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以下は、過去のSDLの感想メモへのリンク。
SDL2013の感想 防災に言及した作品も多かった。
SDL2012の感想 大震災翌年のSDL。作る側にも観る側にも、震災の体験が多少なりとも影響していた印象を受けた。
SDL2011の感想 会期中の3/11に東日本大震災が発生。
SDL2010の感想2
SDL2010の感想1
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# by bostonmarathon | 2014-03-09 14:00 | アート & 建築

『明治屋京橋ストアー』の改修・再生

今日 嬉しかったこと。
私は、ランニング中、キョロキョロと建物を鑑賞しながら走っているようだが、東京マラソンのコースである銀座~日本橋を走る際にも、楽しみにしている建物がある。
1933年(昭和8年)に建てられた『明治屋京橋ストアー』(中央区の有形文化財に指定)。

ところが、2013年10月20日、今日と同じように、東京出張のついでに東京マラソンコースをランニングしていたら、なんと、『明治屋京橋ストアー』の前には閉店の張り紙。解体される?
ただ、この日は大雨の中 30km走をしていたので、工事現場に立ち止まることなく通過した。

そして、今日、4週間後の本番を前に、東京マラソンのコースを20km地点(西新橋)からゴールまでタイムトライアル。工事中の『明治屋京橋ストアー』前を通過したときに一瞬見えた看板には「歴史的建築物棟 改修工事」の文字。
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そうか、保存されるんだ。さすが、明治屋さん。良かった!

有明の東京マラソン ゴール地点まで走ってから折返し、33km地点近くの『明治屋京橋ストアー』まで走って戻る。工事に関する各種掲示を確認したり、建物を周囲から観察したり。
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改修工事中も、通りから建物の横顔が見えるよう、覆いを外してあるあたりがニクい。

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正面左側の地下鉄銀座線 京橋駅への入口は、現在も使われており、建物に近付くことができます。

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今まで見ることのなかった彼女の背中は、こんな感じでした。

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再開発に際して、明治屋さん(写真の緑線で囲まれた所)以外は既に解体されている。

3/30, 4/7のブログにも書いたが、いかに建築学的・建築史的に価値があったとしても、旧い建造物の管理には相当の維持費がかかるので、所有者に建物の保存・維持を強いることはできない。その点、この『明治屋京橋ストアー』を改修・再生してくれた明治屋さんには敬意を表したい。

以下の方のブログに、改修工事が始まる前の『明治屋京橋ストアー』の姿が載っています。
http://blog.goo.ne.jp/funamyu/e/843c9245dbb6f7b7a6227c6fa2eb163b
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# by bostonmarathon | 2014-01-26 23:00 | アート & 建築

青森市勤労青少年ホーム

久しぶりに、旧い建物の階段に心を動かされた。
青森市勤労青少年ホーム(by 生田勉さん)にて。
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正面入口。

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裏面。

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斜めに飛び出した3階を太い柱が支えている。

内部を見せてもらう。外装はかなり傷んでいたが、内部は綺麗に維持されていた。
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2Fから3Fへ上る階段の壁のアールが美しかった。

単に、建て替える予算がないだけなのかもしれないが、勤労青少年ホーム以外にも、多くの旧い建物を維持している青森市に感謝。

2014/01/12追記
この階段、なんか既視感があってモヤモヤしていたのだが、どうやら、私の頭の中では、サヴォア邸の階段を連想していたようだ(現地を訪れたことはないけど)。良くみると、あまり似ていませんが。
*Googleで"サヴォア邸", "階段"で画像検索すると、たくさんの写真がでてきます。もしよろしかったら、ご覧になってみて下さい。
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# by bostonmarathon | 2013-08-31 23:59 | アート & 建築

8/30-31 青森建築紀行

学会のため青森市へ。
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写真では表現できない 空間の心地よさ。
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階段のディテール。
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この微妙なスキマも心地良い。
青森県立美術館の中を2時間 歩き疲れて、たまたま図書室に立ち寄り、たまたま手に取った本が教えてくれた;弘前市ほどではないが、青森市内にもモダニズム建築が散在している。事前にネット上で調べただけでは分からなかった情報。早速メモし、夕方からランニングがてら建築物探訪。これらの旧い建物が大事に使われているのをみて嬉しかった。維持費はかかるものの、建て替える予算が無いためか、保存・活用されている旧い建造物には公立の建物が多い。

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青森県庁舎 by 谷口吉郎さん。
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建物周囲を一周して、全体の構成を確認。
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エントランスホールを散策。

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青森市役所 木製手摺りのディテール1。
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青森市役所 木製手摺りのディテール2。

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青森市文化会館 by 日建設計?。外観は要塞のよう。
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エントランスホールの天井と間接照明は いい感じ。

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青森市勤労青少年ホーム by 生田勉さん。かなり傷んでいる。
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斜めに飛び出した3階を太い柱が支えている。
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内部を見せてもらう。2Fから3Fへの階段踊り場の(壁の)アールが美しい。

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その隣の青森市中央市民センター by 斎藤謙次さん(基本設計)& 岡建築設計事務所(実施設計)。
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センター入口の柱の断面の造形が美しかった。
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カラフルな耐震ブレースには驚いたが。
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外観も内部も、いかにもモダニズム といった感じで心地良い。

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このアパートメントのエントランスの 仰々しい庇は何なんだろう? 設計者はどなた?

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県庁舎の向かいにある商工中金のファサードは、壁面に角度を付けてあり、軽快で嫌味がない。暗くて分かりにくいが。
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県庁舎側の歩道からみた商工中金。今日のランニング中に、県庁舎前を通るのは3回目。

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朝日新聞青森総局。ファサードをスチールパネルのカーテンウォールにして コンクリート打ちっ放しの持つ重量感を打ち消している。その一方で、左側に一部残したコンクリート壁が程よい信頼感を感じさせる。以下は、昼間の写真(『新建築Online』より)。
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海の傍にはルーブル?
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アスパム。
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ワ・ラッセ。こんな風に、素材感を変える表現は好き。スチールをフニャフニャに曲げている。以下は、昼間の写真(ワ・ラッセHPより)。
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その隣のA-FACTORY。
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その向こうには、青森ベイブリッジ。

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青森市民ホール。元は、日本郵政が所有。ホール建築は、こんな感じの要塞型になりがちだなあ。
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8/31の学会場となった『アピオ青森』。エントランスホール南側の窓が特徴的。強い陽射しを避けつつも、明るさを確保しようとする工夫か。 ロンシャンの礼拝堂の影響?
*Googleで"ロンシャン礼拝堂", 窓"で画像検索すると、たくさんの写真がでてきます。もしよかったら、ご覧になってみて下さい。

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学会が終わり、タクシーで靑森駅へ向かう途中、気になった建物はコレか。青い森信用金庫古川支店(Googleストリートビューから)。上階にいくほど道路側にハングオーバーしている。
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ファサードはこんな感じ。

予想外に建築を楽しめた学会でした。
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# by bostonmarathon | 2013-08-31 23:58 | アート & 建築

7/26-8/1 Boston建築紀行

1998~2001年に住んでいたBoston areaを12年ぶりに訪問。
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昔よくサッカーをやった芝生@HMS。

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SEVER HALL (by H. H. Richardson) に再会。このすぐ裏には Carpenter Center。
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Carpenter Center (by Le Corbusier)。
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中に入れてもらって散策。
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後ろ姿も力強い。

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Harkness Commons and the Graduate Center (by Walter Gropius) で、バウハウス建築を堪能。

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MITチャペルに再会。
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大好きな Kresge Auditoriumにも再会できて嬉しい。いずれもサーリネンによる。

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ランニング中、突然の雷雨。アアルトのBaker Houseを眺めながら、大木の下で雨宿り。

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米国の建築物とは思えないほどfineな作り。MIT MEDIA LAB (by 槇文彦さん)。

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Ray and Maria Stata Center (by Frank Gehry) @ MIT。

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Simmons Hall (by Steven Holl) @MIT。一見奇抜だが、10年経って風景の一部になっている。内部空間を体験したい。

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今回、グロピウス邸に行く余裕がなかったのは残念、写真は12年前に行った時のもの。

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I visited 2 sites of the Boston Marathon bombing. I prayed for the souls of the victims.
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# by bostonmarathon | 2013-08-01 23:59 | アート & 建築