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南山大学キャンパス by A. Raymond

本日は講演@名古屋。
余裕をもって名古屋入りしたつもりだったが、講演会前にランに使える時間は2時間のみ。南山大学の建築群を見に行きたいが、往復ランで行くと講演に遅れそうだったため、往路は泣く泣く地下鉄。それでも時間がギリギリのため、地下鉄の車内では途中下車して戻るか迷いつつ、最終的には、見たい気持ちがまさって、キャンパスをチラッとだけ観て 速めのペースで走って戻れば間に合うだろう、と判断。
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地下鉄を降りて急な坂道を上り切ると、南山大学が姿を現す。
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本部棟に迎えられる。とても50年前の建物とは思えない。

南山大学の建築群 by A. レーモンド。自然の地形を生かしたキャンパス。 尾根に建つ研究棟を境に、南に本部,図書館,食堂など、北には講義棟。キャンパス内に 坂がたくさんあって学生は大変かもしれないけど。
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校舎外装の赤土色やルーバーといった 旧い建物(右手前;図書館 1960年代竣工)の意匠が、最近 建てられた建物(左奥;R棟 2011年竣工)にも引き継がれていて統一感があり、居心地が良い。
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旧い建物が、キチンとメンテナンスされて維持されており嬉しい。
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体育館の造形も力強い。
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キャンパス内には、ポケモンを探す学生たち。昨日から日本でも使えるようになった『Pokémon GO』 。

15分ほどでキャンパス内をサラッと見学しただけで 全部は見切れていないけど、無理してでも 観に行って良かった! 見学会などがあれば、ぜひ建物内を観てみたい。

復路では名古屋駅前まで4'30"/kmペースで走り、帳尻を合わせた。もともとはノンビリとjogする予定であったが、時間的な制限のため、はからずも、良いスピードトレーニングになった。

南山大学 キャンパス・校舎探訪
http://www.nanzan-u.ac.jp/Menu/koho/kosya/raymond/index.html
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by bostonmarathon | 2016-07-23 22:00 | アート & 建築

銀座ソニーパークプロジェクト 20160716 「未来をインストールする「パーク」」

本日は、銀座ソニーパークプロジェクト TALK SESSION #02「未来をインストールする「パーク」」@ソニービル8階OPUS。
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2週間前に開催された#01「ソニーの「パーク」は銀座の未来を開くか?」(青木淳さん(建築家)と倉方俊輔さん(建築史家)の対談)の続編。イノヴェイションメディア『WIRED』編集長である若林恵さんと倉方さんの対談、というか雑談。
前回のメモはこちら
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のっけから、若林さんが『僕はソニービルに来たことがほとんどない』と。
そこから、何で今こんなに東京が面白くないのか、をテーマに対談が始まる。
以下は、メモ。

若林:企業がマーケティングに頼りすぎてきた。本来、都市の新たな魅力は、そこにあるコンテンツや建物などから「生まれる」ものなので、ターゲットを絞ったマーケティングが先行(マーケットが先)しても、それ以上の新しさは生まれない。
平均値はfictional。多くの意見を集めて平均値を算出しても、個々人はみんな平均値から多少ずれているので、必ず差分が出て、平均値に該当するヒトはゼロ。

倉方:僕は日本の近代建築史が専門だから、対象は日本国内だけなんだけれど、最近のglobalismでは海外の建物は対象外とも言ってられないので、1週間とか時間ができると海外に行っている。Londonに行っても、NYに行っても、Lisbonに行っても、Melbourneに行っても、日本(東京)と違って面白い。

若林:多様性。今は、個々人による多様性ではなく、一個人内での多様性。例えば、朝と夜で見たいウェブサイトが違う。

倉方:dividual v.s. individual

若林:交換可能な個人。
規格化された住居, 学校, 街で生活していると、自分自身も規格化された個体と感じて面白くなくなる。

若林:世の中がデジタル化されると全てが均一化される、と思われていたがそんなことはない。デジタル化されたことで、多様性が広まりやすくなった(というようなことを言っていたような気がするが忘れた)。
デジタル化を産業振興しても、雇用を生まない。IT企業の楽天の規模は、トヨタと比べれば桁違いに小さい。また、楽天の規模(売り上げ)が2倍に伸びても、雇用は2倍には増えない。
OSとアプリのうち、デジタル化はOS。
ヒラリークリントンが、「IT化促進」と「localのsmall business支援」という二段構えの案を出してきた。
Hillary Clinton’s Initiative on Technology & Innovation
https://www.hillaryclinton.com/briefing/factsheets/2016/06/28/hillary-clintons-initiative-on-technology-innovation-2/
フードトラックの増加などは、デジタル化とセットで動いている。
(米国の新規雇用の3分の2はsmall business。)

倉方:今の日本人は、当事者意識が低い。例えば、「地域を活性化することを応援したい」ではなく、「お前がやれよ」。

若林:今、一番おもしろいのはタモリ。ブラタモリは、その土地の固有性を見せている。

若林:米国では、野球のスタジアムが、多様に用いられている。球場の隣に商談のためのofficeが作られて、時にはスタジアムで商談。単一性から、複合性, 可変性へ。中世のプラザ(広場)のようなものが、一番可動性・可塑性がある。ソニーのパークには、単一性ではなく、あらゆるニーズに応えられる可変性が欲しい。

今日も、ソニーパークプロジェクトのハードルが上がった。
でもこれは、ハードルではなく、目標・夢。
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次回の対談は8/6(土)。

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by bostonmarathon | 2016-07-16 23:59 | アート & 建築

「建築倉庫」の歩き方

6/18にオープンした 建築模型に特化したミュージアム。初めて行ってきた。
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朝イチで入ったが、あっという間に1時間が過ぎ、結局2時間弱。ケンチク模型に埋もれて ホント楽しかった。
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まず初めに、これから行かれる方にアドバイス。
1) 順路は無いので、展示室に入ったら、奥の方に進んで全体像を把握してから、空いている場所や好きな建築家の作品から見て回ると良い。
2) 各ラックの最下段にも模型が置いてあり、何度もしゃがんだり立ったりするので、動きやすい服装が良い。
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3) ラックの上段においてある梱包箱も、建築関係の方にとっては興味深いようです。
4) 照明の関係で、フラッシュ無しでキレイな写真を撮るのは困難です。キレイな写真を目的とせず、写真はメモ程度にして、模型を身体で体感して持ち帰りましょう。

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この模型をみると、浅草文化観光センターの床面の配置がよく分かる。

アンビルド作品も結構あるので、興味深い。
沢山のスタディ模型が展示してある作品もあり、設計過程をなぞることができて楽しい。
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ロトンダの模型もあった。山本理顕さんの30年近く前の作品。

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F.O.ゲーリー自邸もあったのは意外だった。旧い住宅に鉄仮面を被せて増改築している。

以上、走り書きですが、多少なりともどなたかのお役に立てれば幸いです。
また行きたい。
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by bostonmarathon | 2016-07-16 14:59 | アート & 建築

銀座ソニーパークプロジェクト 20160703 「ソニーの「パーク」は銀座の未来を開くか?」

今日は、仙台からわざわざ行って良かった。
「銀座ソニーパークプロジェクト TALK SESSION #01」@ソニービル8階OPUS。

青木淳さん(建築家)と倉方俊輔さん(建築史家)の対談。

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6/13(月)倉方さんのFBで、ソニービルが取り壊されることを知りショックを受けた。それと同時に驚いた、というか目を疑ったのは、ソニービルが築50年以上経っていたということ(1966年竣工)。私がソニービルに初めて足を踏み入れたのは約20年前。螺旋状のスキップフロアを歩いたのだと思うが、その時点では特段 目新しさも感じなかった。しかし、この建物が50年前からあったとは…。
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皆様、もしお時間に余裕がありましたら、是非とも、下記サイトの「DNA」という項を読んでいただきたい(「銀座の庭」by 盛田昭夫さん など)。

http://www.sonybuilding.jp/ginzasonypark/

いかに、当時のSONYが先進的なことを試みたか分かります。設計した芦原義信さんの著書「街並みの美学」「続・街並みの美学」は、素人の私に、心地良い空間・街並みとは どのようなものか分かり易く教えて下さったバイブル。


当日のTalk Sessionの受付前、ソニービルを外周から観察したのち、8Fから1Fまで歩いて降りる。1フロアを90cmずつ4段階で下がるスキップフロアを、50年前の気持ちで歩く。14時過ぎに受付して会場に入ると、芦原義信建築設計研究所によるソニービル新築工事の青焼き図面を素手でめくりながら、見ることができ興奮。

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15:00~16:30は、対談。

今回参加したかった理由は、ソニービルが好きだったことと、倉方さんのお話を聞きたかったこと。少し古めの近代建築が好きな私には、倉方さんの著書(「ドコノモン」など)はストライクなので。

以下、今日の対談のメモ。
明日の仕事もあるので、以下は帰りの新幹線で書いたメモ。多分、どなたかが、もっと詳細にネット上にアップしていることでしょう。


倉方:この建物(ソニービル)がイイ、と言っている2人にソニービル解体後について対談させるとは、SONYってすごいですね。

花びら構造
1フロアで4段90cmずつ上がるスキップフロア(田の字型)。

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ビルのほぼ全体が、企業のショールーム。当時としては画期的。

しかも東京の一等地に。

青木:ソニービルのポケットパークについて。
NYのポケットパークの元祖であるPaley Parkも1966年。
ソニービルのポケットパークは、海外のものを真似たものではなく、
当時としては先進的なものだった。
Paley Parkについてはこちらを参照ください。
http://www.landscapearchitect.jp/journal/case-study/park/keikan1429

倉方:建築物に「老朽化」とは失礼。
きちんとメンテナンスされていれば、構造体が50年や60年で老朽化することはない。老朽化とは、メンテナンスを怠った結果。
その点、SONYは今回、ソニーは「老朽化」という言葉を使っていない。

倉方:良い建築家は、「体験する時間」、「時間の質」を作る。

青木:SONYの選択肢は2つあった。
1) 現在のソニービルを活用できるヒトに、ビルを売却する。
2) 更地にして、現在SONYが考えていることを表現した建物を建てる(建て替え)。
倉方:もう1つ選択肢があり、通常はこれが選択される。
3) 更地にして土地を売却する(結果として、つまらない建物が建つ)。
SONYは、2)を選択し、自らハードルを上げた。

三次 市民ホール(青木淳設計)
倉方:本で見ただけでは箱が並んでいるだけでよくわからないので、先日、行ってきた。劇場は、使っていない時間のほうが長いので、楽屋も表側からアクセスできるようにしてレンタルしている。案内してくれた職員が、青木さんが意図していなかったような使い方を提案していた。

モダニズム
建築家がすべての解を与えられる、という時代。目的のない行動を認めない。

ソニービルのような螺旋状のスキップフロアは、自由度が制限される。
動きをもたらしてくれるという点では良いが。

ソニービルを建てた当時は、SONYはelectronicsを扱う企業であったが、SONYが扱う製品構成も変わり、花びら構造では運用しにくい面も出てきた。SONYが扱う製品構成が50年前とは大きく変わっていることを、お二人とも、今回解体する理由として何度か挙げていたので、SONY側からお二人にそのような説明があったのだろう。 それはそれで、事実だろうから隠す必要もないけど、ちょっと、本心からの発言ではないようにも感じた(あくまで私感)。

公園とパークの違い。
公園は、モダニズムのcreationに対するrecreation。

原っぱと遊園地。

laborとworkの違い
laborは労使関係下。
workはもっと広い意味で、仕事に限らず勉強も。

倉方:建築・設計には、公共、住宅、商業の3分野があるが、青木さんはこの3つで傑作を残している稀有な建築家。

公共建築と言うとき、本来は、誰が作ったかは関係ないのだが、日本では、公共建築というと、国や地方公共団体が作った建物(税金建築)を指す。米国では、そんなことはない。
でも、ソニービルは誰でも通り抜けられる街に開かれた建築で、公共建築といえる。

大規模改築をしようとすると、現在の法規を満たす必要があるため、50年前に建てられたソニービルでは、事実上無理。改築困難。
そこで、「減築」という形をとる。地上部分を、数ステップ残して解体する。地下は残す。

空間と時間
倉方:昔、磯崎新さんがパリで「間」展を行った際、『日本人には、空間と時間の区別はなく、あるのは「間」だけ。』と言った、と。

対談の中で、青木さんが何度となく話していたが、ソニービルの地下が、駐車場と連結してイイ感じに公共化している、と。帰りに、地下(今まで行ってみたことがなかった)に行ってみたら、カフェやブティックが、公共駐車場と繋がっていて、ビルが街と溶け合っていた。

(写真は載せないでおきます。)

オリジナルの天井が残る7F。

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Impressions
今回参加してみて、今後、ソニービルがどのような「パーク」に生まれ変わるか、ワクワクしてきた。まずは、2017~2020年の姿を楽しみに待ちたい。運よく、第2回のTalk Sessionが開催される7/16は日本心臓リハビリテーション学会で東京に居るので、時間が合えば参加したい。

熱風吹く中、今回参加してよかった。

以上。


P.S. 卒業設計でこの事案を取り上げるケンチク学生は居るのかな?

  もしいらしたら、SDL2017で見てみたい。


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by bostonmarathon | 2016-07-04 00:38 | アート & 建築