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名古屋出張 『豊田講堂』など

4/5-6, 4/7-8の名古屋出張は、4/6(土)に仙台で講演の予定が入ったため、行ったり来たりの行程となった。4/7はランニングがてら、会っておきたい建物を観に、暴風の中、名古屋大学 東山キャンパスへ。

『豊田講堂 (Toyoda Auditorium)』
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当時ワシントン大学で教鞭を執っていた槇文彦さんの設計(国内処女作)で、1960年に建てられた 日本を代表するモダニズム建築の一つ。50年以上前の建造物だが、2006年から改修工事が行われ、その構造の力強さはそのままに再生した。竹中工務店による コンクリート外壁の保存再生技術は素晴らしかった。
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コンクリート柱や壁面の質感復元のための「極薄コンクリート打増工法」や「表面補修仕上工法」など。柱に近付いてみると、杉木目転写技術により、木と見紛うような表情。
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3/30のブログにも書いたが、(いかに建築学的な価値があったとしても、相当の維持費がかかるので、)所有者に建物の保存・維持を強いることはできない。その点、この『豊田講堂』を改修・再生してくれた名古屋大学には敬意を表したい。『法政大学55/58年館』も残してもらえると嬉しいのだが。

豊田講堂の詳細については、Wikiを参照下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E8%B1%8A%E7%94%B0%E8%AC%9B%E5%A0%82

ちなみに、宮城県内では、音楽家から評判の良い『名取市文化会館』が槇さんの作品。10年以上前に、娘のピアノのコンクールで行ったが、立体感を体感できる心地良い建物だった。

『広報プラザ』
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豊田講堂の右側に建つ『広報プラザ』の屋根を見て、M.I.T.のKresge Auditorium (by Eero Saarinen) を思い出した。良く見ると似ていないのだが。
それよりも気になったのが『古川記念館』。

『古川記念館』
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豊田講堂に向かう坂の途中右手に、どうにも気になる存在感のある(静かにダイナミックな)建物があり、何度も振り返る。写真を撮り、後で調べてみたら、モダニズム建築家 谷口吉郎さん設計だった。1964年竣工。

爆弾低気圧による暴風・小雨のため、豊田講堂では立っているだけでも吹き飛ばされそうになる状況。薄手のランニングウェアでは凍えそうだったので、ホテルへ戻る。アントニン・レーモンドが設計した南山大学が、名大 東山キャンパスのすぐ近くにあることを知っていれば、もう少し防寒着を持ってきて観に行ったのだが。
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by bostonmarathon | 2013-04-07 17:00 | アート & 建築