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カテゴリ:アート & 建築( 85 )

南山大学キャンパス by A. Raymond

本日は講演@名古屋。
余裕をもって名古屋入りしたつもりだったが、講演会前にランに使える時間は2時間のみ。南山大学の建築群を見に行きたいが、往復ランで行くと講演に遅れそうだったため、往路は泣く泣く地下鉄。それでも時間がギリギリのため、地下鉄の車内では途中下車して戻るか迷いつつ、最終的には、見たい気持ちがまさって、キャンパスをチラッとだけ観て 速めのペースで走って戻れば間に合うだろう、と判断。
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地下鉄を降りて急な坂道を上り切ると、南山大学が姿を現す。
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本部棟に迎えられる。とても50年前の建物とは思えない。

南山大学の建築群 by A. レーモンド。自然の地形を生かしたキャンパス。 尾根に建つ研究棟を境に、南に本部,図書館,食堂など、北には講義棟。キャンパス内に 坂がたくさんあって学生は大変かもしれないけど。
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校舎外装の赤土色やルーバーといった 旧い建物(右手前;図書館 1960年代竣工)の意匠が、最近 建てられた建物(左奥;R棟 2011年竣工)にも引き継がれていて統一感があり、居心地が良い。
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旧い建物が、キチンとメンテナンスされて維持されており嬉しい。
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体育館の造形も力強い。
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キャンパス内には、ポケモンを探す学生たち。昨日から日本でも使えるようになった『Pokémon GO』 。

15分ほどでキャンパス内をサラッと見学しただけで 全部は見切れていないけど、無理してでも 観に行って良かった! 見学会などがあれば、ぜひ建物内を観てみたい。

復路では名古屋駅前まで4'30"/kmペースで走り、帳尻を合わせた。もともとはノンビリとjogする予定であったが、時間的な制限のため、はからずも、良いスピードトレーニングになった。

南山大学 キャンパス・校舎探訪
http://www.nanzan-u.ac.jp/Menu/koho/kosya/raymond/index.html
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by bostonmarathon | 2016-07-23 22:00 | アート & 建築

銀座ソニーパークプロジェクト 20160716 「未来をインストールする「パーク」」

本日は、銀座ソニーパークプロジェクト TALK SESSION #02「未来をインストールする「パーク」」@ソニービル8階OPUS。
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2週間前に開催された#01「ソニーの「パーク」は銀座の未来を開くか?」(青木淳さん(建築家)と倉方俊輔さん(建築史家)の対談)の続編。イノヴェイションメディア『WIRED』編集長である若林恵さんと倉方さんの対談、というか雑談。
前回のメモはこちら
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のっけから、若林さんが『僕はソニービルに来たことがほとんどない』と。
そこから、何で今こんなに東京が面白くないのか、をテーマに対談が始まる。
以下は、メモ。

若林:企業がマーケティングに頼りすぎてきた。本来、都市の新たな魅力は、そこにあるコンテンツや建物などから「生まれる」ものなので、ターゲットを絞ったマーケティングが先行(マーケットが先)しても、それ以上の新しさは生まれない。
平均値はfictional。多くの意見を集めて平均値を算出しても、個々人はみんな平均値から多少ずれているので、必ず差分が出て、平均値に該当するヒトはゼロ。

倉方:僕は日本の近代建築史が専門だから、対象は日本国内だけなんだけれど、最近のglobalismでは海外の建物は対象外とも言ってられないので、1週間とか時間ができると海外に行っている。Londonに行っても、NYに行っても、Lisbonに行っても、Melbourneに行っても、日本(東京)と違って面白い。

若林:多様性。今は、個々人による多様性ではなく、一個人内での多様性。例えば、朝と夜で見たいウェブサイトが違う。

倉方:dividual v.s. individual

若林:交換可能な個人。
規格化された住居, 学校, 街で生活していると、自分自身も規格化された個体と感じて面白くなくなる。

若林:世の中がデジタル化されると全てが均一化される、と思われていたがそんなことはない。デジタル化されたことで、多様性が広まりやすくなった(というようなことを言っていたような気がするが忘れた)。
デジタル化を産業振興しても、雇用を生まない。IT企業の楽天の規模は、トヨタと比べれば桁違いに小さい。また、楽天の規模(売り上げ)が2倍に伸びても、雇用は2倍には増えない。
OSとアプリのうち、デジタル化はOS。
ヒラリークリントンが、「IT化促進」と「localのsmall business支援」という二段構えの案を出してきた。
Hillary Clinton’s Initiative on Technology & Innovation
https://www.hillaryclinton.com/briefing/factsheets/2016/06/28/hillary-clintons-initiative-on-technology-innovation-2/
フードトラックの増加などは、デジタル化とセットで動いている。
(米国の新規雇用の3分の2はsmall business。)

倉方:今の日本人は、当事者意識が低い。例えば、「地域を活性化することを応援したい」ではなく、「お前がやれよ」。

若林:今、一番おもしろいのはタモリ。ブラタモリは、その土地の固有性を見せている。

若林:米国では、野球のスタジアムが、多様に用いられている。球場の隣に商談のためのofficeが作られて、時にはスタジアムで商談。単一性から、複合性, 可変性へ。中世のプラザ(広場)のようなものが、一番可動性・可塑性がある。ソニーのパークには、単一性ではなく、あらゆるニーズに応えられる可変性が欲しい。

今日も、ソニーパークプロジェクトのハードルが上がった。
でもこれは、ハードルではなく、目標・夢。
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次回の対談は8/6(土)。

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by bostonmarathon | 2016-07-16 23:59 | アート & 建築

「建築倉庫」の歩き方

6/18にオープンした 建築模型に特化したミュージアム。初めて行ってきた。
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朝イチで入ったが、あっという間に1時間が過ぎ、結局2時間弱。ケンチク模型に埋もれて ホント楽しかった。
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まず初めに、これから行かれる方にアドバイス。
1) 順路は無いので、展示室に入ったら、奥の方に進んで全体像を把握してから、空いている場所や好きな建築家の作品から見て回ると良い。
2) 各ラックの最下段にも模型が置いてあり、何度もしゃがんだり立ったりするので、動きやすい服装が良い。
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3) ラックの上段においてある梱包箱も、建築関係の方にとっては興味深いようです。
4) 照明の関係で、フラッシュ無しでキレイな写真を撮るのは困難です。キレイな写真を目的とせず、写真はメモ程度にして、模型を身体で体感して持ち帰りましょう。

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この模型をみると、浅草文化観光センターの床面の配置がよく分かる。

アンビルド作品も結構あるので、興味深い。
沢山のスタディ模型が展示してある作品もあり、設計過程をなぞることができて楽しい。
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ロトンダの模型もあった。山本理顕さんの30年近く前の作品。

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F.O.ゲーリー自邸もあったのは意外だった。旧い住宅に鉄仮面を被せて増改築している。

以上、走り書きですが、多少なりともどなたかのお役に立てれば幸いです。
また行きたい。
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by bostonmarathon | 2016-07-16 14:59 | アート & 建築

銀座ソニーパークプロジェクト 20160703 「ソニーの「パーク」は銀座の未来を開くか?」

今日は、仙台からわざわざ行って良かった。
「銀座ソニーパークプロジェクト TALK SESSION #01」@ソニービル8階OPUS。

青木淳さん(建築家)と倉方俊輔さん(建築史家)の対談。

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6/13(月)倉方さんのFBで、ソニービルが取り壊されることを知りショックを受けた。それと同時に驚いた、というか目を疑ったのは、ソニービルが築50年以上経っていたということ(1966年竣工)。私がソニービルに初めて足を踏み入れたのは約20年前。螺旋状のスキップフロアを歩いたのだと思うが、その時点では特段 目新しさも感じなかった。しかし、この建物が50年前からあったとは…。
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皆様、もしお時間に余裕がありましたら、是非とも、下記サイトの「DNA」という項を読んでいただきたい(「銀座の庭」by 盛田昭夫さん など)。

http://www.sonybuilding.jp/ginzasonypark/

いかに、当時のSONYが先進的なことを試みたか分かります。設計した芦原義信さんの著書「街並みの美学」「続・街並みの美学」は、素人の私に、心地良い空間・街並みとは どのようなものか分かり易く教えて下さったバイブル。


当日のTalk Sessionの受付前、ソニービルを外周から観察したのち、8Fから1Fまで歩いて降りる。1フロアを90cmずつ4段階で下がるスキップフロアを、50年前の気持ちで歩く。14時過ぎに受付して会場に入ると、芦原義信建築設計研究所によるソニービル新築工事の青焼き図面を素手でめくりながら、見ることができ興奮。

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15:00~16:30は、対談。

今回参加したかった理由は、ソニービルが好きだったことと、倉方さんのお話を聞きたかったこと。少し古めの近代建築が好きな私には、倉方さんの著書(「ドコノモン」など)はストライクなので。

以下、今日の対談のメモ。
明日の仕事もあるので、以下は帰りの新幹線で書いたメモ。多分、どなたかが、もっと詳細にネット上にアップしていることでしょう。


倉方:この建物(ソニービル)がイイ、と言っている2人にソニービル解体後について対談させるとは、SONYってすごいですね。

花びら構造
1フロアで4段90cmずつ上がるスキップフロア(田の字型)。

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ビルのほぼ全体が、企業のショールーム。当時としては画期的。

しかも東京の一等地に。

青木:ソニービルのポケットパークについて。
NYのポケットパークの元祖であるPaley Parkも1966年。
ソニービルのポケットパークは、海外のものを真似たものではなく、
当時としては先進的なものだった。
Paley Parkについてはこちらを参照ください。
http://www.landscapearchitect.jp/journal/case-study/park/keikan1429

倉方:建築物に「老朽化」とは失礼。
きちんとメンテナンスされていれば、構造体が50年や60年で老朽化することはない。老朽化とは、メンテナンスを怠った結果。
その点、SONYは今回、ソニーは「老朽化」という言葉を使っていない。

倉方:良い建築家は、「体験する時間」、「時間の質」を作る。

青木:SONYの選択肢は2つあった。
1) 現在のソニービルを活用できるヒトに、ビルを売却する。
2) 更地にして、現在SONYが考えていることを表現した建物を建てる(建て替え)。
倉方:もう1つ選択肢があり、通常はこれが選択される。
3) 更地にして土地を売却する(結果として、つまらない建物が建つ)。
SONYは、2)を選択し、自らハードルを上げた。

三次 市民ホール(青木淳設計)
倉方:本で見ただけでは箱が並んでいるだけでよくわからないので、先日、行ってきた。劇場は、使っていない時間のほうが長いので、楽屋も表側からアクセスできるようにしてレンタルしている。案内してくれた職員が、青木さんが意図していなかったような使い方を提案していた。

モダニズム
建築家がすべての解を与えられる、という時代。目的のない行動を認めない。

ソニービルのような螺旋状のスキップフロアは、自由度が制限される。
動きをもたらしてくれるという点では良いが。

ソニービルを建てた当時は、SONYはelectronicsを扱う企業であったが、SONYが扱う製品構成も変わり、花びら構造では運用しにくい面も出てきた。SONYが扱う製品構成が50年前とは大きく変わっていることを、お二人とも、今回解体する理由として何度か挙げていたので、SONY側からお二人にそのような説明があったのだろう。 それはそれで、事実だろうから隠す必要もないけど、ちょっと、本心からの発言ではないようにも感じた(あくまで私感)。

公園とパークの違い。
公園は、モダニズムのcreationに対するrecreation。

原っぱと遊園地。

laborとworkの違い
laborは労使関係下。
workはもっと広い意味で、仕事に限らず勉強も。

倉方:建築・設計には、公共、住宅、商業の3分野があるが、青木さんはこの3つで傑作を残している稀有な建築家。

公共建築と言うとき、本来は、誰が作ったかは関係ないのだが、日本では、公共建築というと、国や地方公共団体が作った建物(税金建築)を指す。米国では、そんなことはない。
でも、ソニービルは誰でも通り抜けられる街に開かれた建築で、公共建築といえる。

大規模改築をしようとすると、現在の法規を満たす必要があるため、50年前に建てられたソニービルでは、事実上無理。改築困難。
そこで、「減築」という形をとる。地上部分を、数ステップ残して解体する。地下は残す。

空間と時間
倉方:昔、磯崎新さんがパリで「間」展を行った際、『日本人には、空間と時間の区別はなく、あるのは「間」だけ。』と言った、と。

対談の中で、青木さんが何度となく話していたが、ソニービルの地下が、駐車場と連結してイイ感じに公共化している、と。帰りに、地下(今まで行ってみたことがなかった)に行ってみたら、カフェやブティックが、公共駐車場と繋がっていて、ビルが街と溶け合っていた。

(写真は載せないでおきます。)

オリジナルの天井が残る7F。

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Impressions
今回参加してみて、今後、ソニービルがどのような「パーク」に生まれ変わるか、ワクワクしてきた。まずは、2017~2020年の姿を楽しみに待ちたい。運よく、第2回のTalk Sessionが開催される7/16は日本心臓リハビリテーション学会で東京に居るので、時間が合えば参加したい。

熱風吹く中、今回参加してよかった。

以上。


P.S. 卒業設計でこの事案を取り上げるケンチク学生は居るのかな?

  もしいらしたら、SDL2017で見てみたい。


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by bostonmarathon | 2016-07-04 00:38 | アート & 建築

3/6~13 SDL2016

今年もSDL2016@smtが始まった。
運営スタッフや教員の皆様、本当にご苦労様です。
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昨年につづき、今年も出張のため午後からの観戦となった。会場到着時には既にファイナリストの作品は最終審査のため搬出されていて観ることができず残念。ファイナリスト選出前に 自分なりのベスト3を選び、それらの作品がファイナリスト10作品に入っていると嬉しいのだが、ファイナリストや100選に選出されなかった学生もガッカリしないで欲しい。素人の私が言うのもなんだが、毎年、選外の作品の中にも興味深い作品は多い。様々な視点があると思う。
以下、会期中、随時、修正・追記していきます。 

= 3月6日の感想 ==============================
例年、一気に全作品を観ると、最後のほうではダレてしまうので、今年は、まず5Fの展示をサラッと観て めぼしい作品をチェックした上で、6F→5Fの順にゆっくりと500点超を3時間かけて観た。ファイナル(公開審査)が始まった15時以降は、耳で審査のプレゼン・質疑応答を聞きながら観戦。気になった作品のポートフォリオを読むと、模型だけでは伝わらない作者の意図が分かり楽しい。
以下、気になった作品。
写真を取り忘れた作品も多いので、もし今週再度観に行けたら追加。

326 「お家参り」
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家屋を、住居からお墓にコンバージョンするという斬新なアイディア。

506 「浅草六区劇場群 ーヒラキの再解釈としてー」
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浅草に賑わいを取り戻してくれそうな作品。

010 「消えるオリンピック」
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東京オリンピック後を見据えた新国立競技場のプラン。経時的にトランスフォームしていくプロセスを説明したポートフォリオは面白かった。

038 「リノベーションで救うガソリンスタンドの未来」
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取り除いた地下タンクのスペースを地下空間として利用。閉鎖GS放置問題に対する新たな提案。

092 「Spiral Space」
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Padovan数列を使った無限に成長するボリューム。建築から都市へ、そして大陸へと螺旋状に成長する壮大な(無謀な?)構想。

448 「f^3 ー次世代型自在展開式農場ー」
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新しい農場形態の提案。Fabric-Farm, Flying-Farm, Floating-Farm。

182 「崖上の劇場」
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コンセプトのみならす、模型もキレイだった。

140 「長手ニケンチク短手ニドボク」
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ポラス堤防による減災の可能性。長軸方向と単軸方向の異なる役割が面白い。

205 「名付けられた碑」
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何年か前の台場公園(第三台場)を扱った作品の焼き直しかと思ったら、全く異なり、地質浄化しながら埋立地を有効利用する意欲的な作品。

195 「舞台裏のわらしべ」
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空に上がる凧の躍動感が良かった。針金を使ったアイディアに感心した。

今日思ったのは、
・今年はなぜか、鎮魂系や居場所系の作品にはあまり惹かれない。例年 大好きなのだが、今年は気持ちに余裕がないからかな。
・評価の高かった作品を中心にバシバシ写真を撮りまくっているケンチク学生さん達には、もっと模型を体感して欲しいと思う。でも、滞在時間も限られていてゆっくり模型をみる余裕もないのでしょうから、しょうがないか。
・高齢者と子供(幼稚園 or コミュニティ)の交流促進をテーマにした作品が今年もいくつかあった。昨年まではけっこう好きなタイプの作品群だったんだけど、今年はあまり惹かれない。現実にはなかなか上手くはいかないからかな。普段患者さんたちと話をしていると、『孫がたまに遊びに来るのは嬉しいが、常時自分のそばに居られたら3日でgive upする』という高齢者は少なくない。Win-Winな解決策があるといいのだが。
・100選など審査員から評価が高かった作品は、建築模型自体の出来や実現可能性よりも、コンセプトやストーリーが評価されている。模型の出来の良さを競っているわけではなく、卒業設計競技だから当たり前だけど。ただ、ケンチク学生が社会に出たとき、周囲の環境に十分な配慮をせずに自由なコンセプトとストーリーだけを強調しすぎると、一般市民の感覚から大きく解離したりするのかな、と不安になることはある。

仕事が忙し過ぎるためなのか、今年は、昨年までのようには、ケンチク模型にのめり込むことができない。
(と思っていたが、実は、花粉症のため集中できていなかったようだ。)

= 3月8日の感想 ==============================
出張からの帰途、大学に戻る前に、閉館まで1時間ほど観戦。今年は、例年にも増して、他の展覧会のために早期搬出された作品が多くて残念。3/6に観られなかったファイナリスト10作品も、半分くらいは居なかった。

394 「初音こども園」 日本一の作品。
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昨年までの自分だったらかなり気に入ったであろう作品。ただ今年は、昨今の痛ましい事件を見聞きしているためか、セキュリティが心配に感じられ、スッと入り込めない(ギャラリーやミニファームなどの各パーツとパーツの間を移動中に、子供が誘拐されるリスクとか)。でも、日本一に選出されたんだから、その辺の対策も含めて、ファイナル(最終審査)におけるプレゼンで共感を呼んだんだろうなあ。

366 「金魚の水槽 -街を彩る金魚屋さん-」 日本二の作品。
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模型がなくて残念。ポートフォリオを読んで、金魚産業について勉強にはなったが。

037 「壁の在る小景」 日本三の作品。
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ファイナリストの中で
一番気になっていたこの作品の模型も無かった。ただ、ポートフォリオに載っていた 100を超えるスタディ模型には楽しませてもらった。制作過程を知るのは楽しい。

285 「見立ての仮面」
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amazon倉庫とそこで働く労働者の集合住宅とを合体。神殿あるいは監獄、このアイロニーは面白い。一昨日には読まなかったポートフォリオを読んで理解した。

109 「虚(うろ)の家」
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ポートフォリオには(たぶん)書いてなかったけど、津波対策として有効かも。


533 「くじらの町の水産海洋研究所」
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模型の美しさは、これが一番かな。ただ、場所柄、南海トラフ地震に対する対策もシッカリと説明できないと、共感を得にくいように感じた。

091 「横丁の「道」 -ハーモニカ横丁更新計画-」
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『路地から覗きこんでご覧ください』と。横丁を歩かせてもらった気分。

199 「さくらがおか観測装置」
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『都市に何故 遺構は必要なのか』と問いかけている。解はみつからないが。


055 「ポップアップホテル -計画道路における仮設建築の提案-」
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用地取得の過程で虫喰い状に出現する道路予定地を、有効活用する素晴らしいアイディア。今回の作品の中で、一番ワクワクした。こういう作品は嬉しいなあ。

147 「KYOTO Innovation Complex -洛西ニュータウン再生計画-」
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挿入, 被覆, 貫入などの手法を用いたニュータウン再生計画。好き。

今年も「梱包日本一決定戦」
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3/8(火)夜の会場はガラガラ。
日中には、市民がたくさん立ち寄ってくれているとよいのだが、どうなんだろう?
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= 3月10日の感想 ==============================
会期中にあと1回はsmtの展示を観に行きたいと思っているが、今日も行けなかった。毎年、月曜以降に再訪すると作品の多くが早期搬出されていてガッカリする。しかし、通常の卒業設計展が1〜2日の開催であることを考えると、SDLの場合、たくさんのケンチク模型を、一般市民が1週間も楽しめることは大いなる幸せ。
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= 3月13日の感想 ==============================
SDL2016最終日の午後。
私を含め一般市民と思われる来場者も多く、嬉しく思う。 1週間楽しませていただき、ありがとうございます。運営スタッフの皆さんは、まだこれから撤収作業がありますが。

早期搬出された模型が多く 所々に空白があるためか、3/6, 3/8にスルーした作品にも目が留まる。

292 「渡しのポリフォニー」
初日はスルーした作品だが、今日ポートフォリオを読んだら、水辺と街を繋ぐ防潮堤はイイ感じ。過去2回どうしてスルーしたか考えたら、この模型の向きが問題ではないかと思った。
こちら向きよりも
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こちら向きのほうが模型に表情があって断然にイイと思った。

220 「サイコロを用いたオートマティズム的建築思考」
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これも過去2回に来た時にはスルーしていた作品。大きな作品なのでもちろん目には入っていたのだが。今日 ポートフォリオを読んだら、面白い。偶然性のチカラを借りた設計とは斬新。 今日また来て良かった。

080 「仮想建築:彩」
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3/6, 8, 13と3日間楽しませてもらったVirtual reality (VR) 技術で表現した 和の美しさ。しかし、もし将来、建築設計展の作品が全部VRになってしまったら味気ない。

274 「家を広げる - 小さな生活感からはじまる多層な都市空間の提案 -」
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数年前までの私だったら、すごく気に入っていた模型。しかし、東京フォーラムで開催される学会で、行きたい会場にスムーズに辿り着けないヒトをたくさん見ているうちに、公共空間の構造は誰にでも分かりやすいものにすべきと感じている。でも、ポートフォリオを読んで「家を広げる」過程をみていると、やっぱり好きになった模型。

391 「街に消える小学校」
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小学校を街に解放(開放)して、街のヒトと小学校との関係をほどく案。模型とポートフォリオを見た限りでは、日本一に選ばれた394よりも、現実的な印象を受けた。

491 「えびなの庭」
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模型の中に配置されたヒト達が、何ともいえないイイ感じ。

SDLのブログを書き始めて7年目になるが、今回初めての経験をした。今日も、ポートフォリオを見るため、何度も立ったりしゃがんだりしていたのだが、突然『ビリッ』。しゃがんだ拍子にズボンの股間が裂けた。確かに、ポートフォリオを見るために、1日に100回以上、立ったり座ったりしているのだから、こんなことが起きてもおかしくはないのだが。その後はお尻を隠しながらの観戦。

SDL2017を楽しみにしています。
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以下は、過去のSDLの感想メモへのリンク。
SDL2015の感想
SDL2014の感想 各年ごとに気に入った作品はあるけど、全体としては、ここ数年で一番楽しめたSDLだった。
SDL2013の感想 防災に言及した作品も多かった。
SDL2012の感想 大震災翌年のSDL。作る側にも観る側にも、震災の体験が多少なりとも影響していた印象を受けた。
SDL2011の感想 会期中の3/11に東日本大震災が発生。

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by bostonmarathon | 2016-03-06 22:56 | アート & 建築

新国立競技場整備計画経緯検証委員会(第1回)配付資料

文部科学省のHPに、
「新国立競技場整備計画経緯検証委員会(第1回)配付資料」
が公開されました。これらの資料を読むと、文科省も腹をくくって、本気で経緯を明らかにしようとしているようにも見えます。引き続き、フォローしたいと思います。
ただ、今回の責任の所在については、相変わらず明らかにされていません。
以下が、今回の経緯を記した主要な書類です。
(「資料6 新国立競技場の計画の経緯 (PDF:662KB))

2020年に向けて、いいスタジアムを整備して欲しいと思います(既存のスタジアムの改修の可能性も含めて)。

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by bostonmarathon | 2015-08-13 23:59 | アート & 建築

新 国立競技場に関して

TV報道を観ていないからよく分からないのですが、ネット上の情報をみると、世の中では、Zaha Hadidさんと安藤さんが悪者になっているのですか?

今回の問題点は、「コンペの不透明さ」と「責任所在の不明さ」だと思います。変な方向に話が流れて、結局 前回と同じ轍を踏むと、せっかくの白紙撤回が全く意味をなさなくなってしまう。建築家, 建設業者, 住民, アスリート, 東京都, 日本政府, その他から幅広く意見を集めて、オープンな議論をおこなうことが必要だと思います。残された時間は、かなりタイトですが。特に、良識ある建築家の皆様、よろしく頼みます。ところで、建築家出身の国会議員って、いらっしゃらないんでしょうかね。

今回の教訓を活かすことは大変重要ですが、誰かに責任をなすりつけても、何も前進しない。国民に愛される国立競技場が、オリンピックまでに(あるいはオリンピック後に)完成することが第一だと思います。私のような 単なる建築好きの市民は好きなことを言えますが、建築家の方々は発言に責任を伴うので大変だと思いますが、ホント宜しく頼みます。
昨年12月に「ザハ・ハディド展@東京オペラシティアートギャラリー」 を観に行ったときの感想を、以下のとおりFBに書いていました。
==============================================
Hadidは、新国立競技場コンペ以降 日本でも名が知られるようになったが、私は以前から、彼女が設計する有機的な建物に興味があった。実際に展覧会で 既成概念の枠から外れた彼女の作品の模型やデッサン, 写真・動画を観ていると、なんとも言えない不安感を感じたけれど、そのうち、心地良さに変わった。
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今でも、(もし予算内で実現可能なのであれば)Hadidさんオリジナル案の新国立競技場を見てみたいと思っている。中途半端な修正案は、もはやオリジナル案の伸びやかさを失っているので、見たくもない。

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by bostonmarathon | 2015-07-23 23:50 | アート & 建築

Zaha Hadidの苗字はHadid

以前から何度も、Twitter上には書いているのですが...。
Zaha Hadidの苗字はHadid。親しい間柄でもないのに、メディアが『ザハさん』って書くのには、海外で生活していた者のとしては、違和感を感じる。
『ハディドさん』だよね。安藤忠雄さんのことを『ただお さん』とは書かないし、森善朗議員のことを『Yoshi』や『よしろう さん』とは書かないですよね。

建築業界の方も、『ザハ』と書くのは止めては?

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by bostonmarathon | 2015-07-22 23:50 | アート & 建築

Stanford建築紀行

3/9~12 シリコンバレーのベンチャー企業 と Stanford University を訪問。
到着日の午後は、Stanford Univ.のキャンパス内を軽くjog。
あまりに広大なキャンパスに、2時間ほどのjogでもキャンパスの半分しか廻れず。約15kmのラン。キャンパス内のほとんどの建物は、スペイン風でオレンジ色の瓦屋根。
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とにかく広いキャンパス。

今回の一番の楽しみは、Stanfordにある"Foster + Partners"の作品2つ。
1) Center for Clinical Science Research (1995 - 2000)
http://www.fosterandpartners.com/projects/center-for-clinical-science-research/
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南からのView。
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ルーバーが、強い日差しをほどよく遮る。
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北からのView。
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2棟から成る建物の中庭で一休みすると、カリフォルニアの強い日差しの下、ルーバーを通り抜けた風が心地よい。

2) Clark Center (1999 - 2003)
http://www.fosterandpartners.com/projects/clark-center-stanford-university/
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よく建築雑誌に載っている 北からのview。
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建物の曲線美。好き嫌いが分かれるが。
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ミーティングを行った Clark Center 1階からの眺め。


ちなみに、現在建設中のApple本社の新社屋も、"Foster + Partners"の設計。その工事現場にも立ち寄ったのだが、周囲は塀で囲まれていて、中の様子を伺い知ることはできなかった。
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アップル新本社社屋を設計、ノーマン・フォスター氏が語る円形ビルの理由
2016年完成予定のAppleの新社屋を上空からGoProで撮影したムービー

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by bostonmarathon | 2015-03-13 23:50 | アート & 建築

3/1~6 SDL2015

今年もSDL2015@smtが始まった。
運営スタッフやサポートしている教員の皆様、本当にご苦労様です。
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今年は所用のため、午後からの観戦。SDL2013の時と同様、会場に着いた時には既に、ファイナリストの作品は最終審査のために搬出されていて観ることができなかった。自分なりのファイナリストを選ぶことも楽しみのひとつなので、ファイナリストが決まる前に作品を一通り見ることができない年は、なんか気持ちが入り込めない。土曜日も、審査員以外にも開放していただけると有り難いのだけど。
以下、会期中、随時、メモを書き足していきます。 

= 3月1日の感想 ==============================
6F→5Fの順に駆け足で約500点を眺めて3時間半。ファイナル(公開審査)が始まった15時以降は、展示会場は閑散としていて、ゆっくりとポートフォリオを読みながら建築模型たちを観ることができた。今年は、一般成人や子供だけでなく、高齢者を主役に据えた作品が増えたような気がする。
作者の意図を十分理解できない作品も多いですが、以下、気になった作品。

001 「再繋の橋」;分断された街の治療は永遠のテーマ。今年も、駅によって分断された街を対象に選んだ作品がいくつかあったが、この作品が一番心地良かった。東西に分断された街をアーチで繋ぐことで、境界を作ることなく繋げようとしている。模型にヒトや電車を配置して、東西のコミュニティを繋げている様を表現しても良かったかもしれない。
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100 「Color-full」;同じものを見ても、人によって違う色を見ていたり、同じ人でも見方によって違う色に見えたりすることを再認識させられる体験型の作品。
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018 「跡地のこれから -1964年丹下健三設計・香川県立体育館の解体と再編-」;取り壊しの危機に直面している香川県立体育館を題材に、躯体に関しては 屋根の構造のみを変更することで、建築空間の価値を再定義(再生)しようとする案で、興味深い。模型も細部まで良く作り込まれていたし。そういえば、2/22の東京マラソンの際、外堀通りから、法政大学55/58年館の勇姿をまだ見ることができて嬉しかった。
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117 「重層する借景」;大きい建物だけど、中に入ると小さい空間の連続。コンセプトとしては面白い。
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148 「建具室礼亭 -たてぐしつらいてい-」;壁のないサッシュの建築。引き戸を使うことで、自由に間取りを変えられる 流動的な賃貸住宅の提案。
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126 「本の社」;居心地の良さそうな図書館。暗闇に室内の照明の明かりが漏れるさまを描いた絵が素敵だった。
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182 「『たまり』のある風景」;毎年ある居場所系の作品。心地よさそうな溜まりが散在。
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327 「谷中の途とひとつながりの邸 -独居老人のためのシェアハウス-」;地域で高齢者を支える空気を持った通りというか住居というか。
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297 「音態(おとざま)の調律 -騒音社会における住空間の再編-」;音態を調律することで、ヒト・街・建築をお互いの気配でつなげようとする試み。本日いちばん気に入った作品。
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子供たちが自由に声を上げられるよう 騒音量の大きい場所に幼稚園を配置したり、街の音を拾うような構造をした空間を作ったり。

339 「恐い、幸せ -活断層による新しい軸の挿入と、それに伴う都市の再編成-」;活断層を可視化させて、都市の軸とする。防災の面からも、悪くない案だと思う。
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245 「風景を彩る -by botanical city-」;今ひとつ 作品のコンセプトを理解できないが、出来上がった模型の風景は好き。
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067 「parametric element」;平面のスラブを折り曲げて作ったユニットが裏と表の空間を分けて、さらに、ユニットを連結することで動線を作る。もしかすると、軽量で耐震性の高い 新しい建築工法に発展させることができるのでは?
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064 「新しい過去」;耐震性の問題で建て替えが検討されている被曝建物『広島アンデルセン』のランドマークとしての再生。1月に現地を観てきたばかりの建物なので、他人事とは思えない。過去を保存するアイディアとして素晴らしい。
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この写真は今年1月に撮ったもの。この建物の2F部分を 新築する建物の1Fに移設保存する、というのがこの出展者の案。
*先日 広島を訪れた時の広島建築紀行はこちら

292 「窓辺から広がる暮らし」;様々な表情の窓。窓を介して室内外を結ぶ空気を表現している。
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482 「ひとつの正方形からはじまる京都の再編」;京町家を残すための試み。よく分からなかったけど。
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494 「フェミトピア -アイドル生活か刑務所生活か-」;『女子アイドルと女子受刑者の共同生活』という 一見 突拍子もないテーマだが、ポートフォリオを読むと、仮面をかぶったアイドルと仮面をとった受刑者のどちらが本当に幸せであるか、考えさせられる作品。ファイナルに残して、Discussionしてもらいたかった作品。
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5Fの展示を観ている最中、南側ホールのモニターに流れていたファイナルの中継に、基町高層アパートが登場していたので、このプレゼンだけはじっくりと観た。結果的には、この"091「都市の瘡蓋と命の記憶 -市営基町高層アパート減築計画-」"が日本一を取ったようだが。私にとって、この基町アパートは、1月に広島を訪れた際に行った建物の中で、最もインパクトが強く、忘れがたい建物群だった。

ファイナルの中継@smt 5F。
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ファイナルの中継@smt 1F。
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= 3月2日の感想 ==============================
夕方なんとか時間を作って、19:30からの会議の前に、昨日観られなかった上位10作品などを観に行った。職場から会場のsmtまでクルマで5分で行けるのが助かる。
昨日はスルーしたけど 本日 興味を引かれた作品もいくつかあった。

091 「都市の瘡蓋と命の記憶 -市営基町高層アパート減築計画-」;昨日も書いたが、この基町高層アパートは1月に広島を訪れた際に行った建物の中で、最もインパクトが強く、忘れがたい建物群だったので、注目されたことは嬉しい。ただ、(ファイナル審査での質疑応答をすべて聴いた訳ではないので、私が十分に理解・咀嚼できていないのかもしれないが)減築という概念は、なんかしっくりとしない。
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250 「Black Market Dicipher」;建築や街にヒトが居着きたくなるような 溜まり場の作り方が上手。いい写真を撮れていないので、説明が難しいのですが。
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539 「身体住居_T邸」;自身の身体スケールを落とし込んだ自邸の提案。落ち着ける空間になるのか、窮屈な空間になるのか、興味がある。
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168 「文字と建築」;文字のアウトライン(輪郭)の線を、設計図面の線に置き換えることで空間表現をする試み。私には、理解できそうで理解しきれない作品だったが、非常に意欲的な作品だと感じた。
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199 「青の世界 -ブルー・ツーリズム推進拠点-」;周囲から遮断された既存の水族館とは異なり、水槽を自然環境に配置して回廊で繋ぐプラン。建物の内と外を反転させるようなコンセプトの作品は毎年みられるが、本作品には興味を惹かれた。
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全国から集まったケンチク学生の皆さん、お疲れ様!
来年も楽しみにしています。
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以下は、過去のSDLの感想メモへのリンク。
SDL2014の感想 各年ごとに気に入った作品はあるけど、全体としては、ここ数年で一番楽しめたSDLだった。
SDL2013の感想 防災に言及した作品も多かった。
SDL2012の感想 大震災翌年のSDL。作る側にも観る側にも、震災の体験が多少なりとも影響していた印象を受けた。
SDL2011の感想 会期中の3/11に東日本大震災が発生。

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by bostonmarathon | 2015-03-01 23:00 | アート & 建築