2014/11/23 神戸マラソン ~阪神・淡路大震災の記憶を未来へ伝える節目の大会~

11/23 神戸マラソン「20年目のありがとう」は、実行委員会の思いの詰まった 震災復興色の強い大会だった。
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スタートセレモニーは、阪神・淡路大震災, 東日本大震災, 土砂災害, 御嶽山噴火など国内外の自然災害の犠牲者に黙祷を捧げて始まった。そして、仙台南高校音楽部合唱団と地元2校の生徒たちによる合唱。実行委員会会長の挨拶では、阪神・淡路大震災から20年の節目を迎え、復興を遂げた神戸の街を国内外に発信するとともに復興支援に対する感謝の気持ちを述べていた。そして、東日本大震災など被災地にエールを送りたい、と。東北のことも忘れないでいてくれているんだなあ、と感じた。
神戸新聞記事

一方で、被災当事者以外の方の中には、温度差を感じた方もいらしたかもしれない。ランナー受付では受付直後に「阪神・淡路大震災 写真展」と「復興の歩み20年」を見せられ、また、全ランナーにスタート時のメモリアルグローブ着用(*1)をお願いされたりして、少し鬱陶しく感じたかもしれない。しかし、これくらいのことをしないと、当事者以外の方に感謝の気持ちを伝えるのは難しいのかもしれない。

今回、初めて神戸マラソン(*2)を走ったが、阪神・淡路大震災は私の誕生日と同じ日に起こった一生忘れることのできないイベントでもあり、また来たいと思った。レース中も、ふと気が付くと震災復興のことを考えていたり、他のレースとは異なる経験だった。
運営スタッフ・ボランティアの皆様、ありがとうございました。また、沿道の熱い声援にも感謝。

さて、東日本大震災から20年後に、仙台の街でも、このような思いの詰まった大会を開催することができるだろうか。
仙台国際ハーフを特別大会として行うか、それまでにフルマラソンに発展させるか。

*1) 復興の象徴の花でもある「ひまわり」をイメージした黄色のメモリアルグローブを着用して、スタートセレモニーの際に、ランナー全員が一斉に手を掲げて「感謝と友情」の花を咲かせよう、というプロジェクト。そのアイディアには皆 共感すると思うが、フルマラソンを走る際のウェアや小物には使い慣れたものを使いたいので、グローブ着用のお願いに戸惑ったランナーもいたのではないかと思う。
でも、この写真をみると、皆やって良かったと感じるでしょう(朝日新聞HPから)。
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*2) ほぼ初見のコースだったが、実は、2011年夏に学会で神戸に来た際、一度コースを試走している。今日走ってみて、当時の記憶が一部蘇った。2011年の時は、長田の辺りでマラソンコースから外れて火災の被害を受けたエリアに立ち寄ったが、新しい集合住宅が立ち並び、どこが被災した場所か分からなかったので、通りかかったお婆さんに確認した。復興しているように見えたのだが、お婆さんの話では、住人の多くは入れ替わり、コミュニティは崩壊した、とのことだった。

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by bostonmarathon | 2014-11-23 00:00 | マラソン

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