初めての沖縄 那覇市内建築紀行1

6/28-30 学会のため沖縄へ。初めての訪沖。
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現地の建築物について事前に十分に調べる余裕がなかったので、断片的に得た情報を繋ぎ合わせて、ランニングがてら建築物散策。建築ジャーナリストの磯達雄さんからは、お勧めの建築物や設計者の情報など、ネット上では見付からない情報を多数いただき感謝。

夕方でも気温30度超と蒸し暑いため、軽いjogでも一気に大粒の汗が噴き出す。

まずは、『ホテルタイラ』。
設計:アトリエ・ナカソネ, アトリエ・アイ(仲宗根 宗誠、阿井和男、渡辺 邦夫)
ここは、沖縄で最も旧いビジネスホテル。
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建物角の筒状部分は、シカゴのInland Steel Buildingのようにservice coreになっているのかと思ったが、少なくとも宿泊客用のエレベーターではなかった(あの内部がどうなっているのか確認し忘れた)。
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中に入りロビーへ。フロントで、最古参と思われるスタッフに開業当初の名残が残っている場所はないか尋ねたところ、昭和50年の開業当初から働いていた人ならではの話をいろいろと聴けて有意義であった。
・エレベーターの場所など、フロント付近のレイアウトは昔から変わらない。
・現在 1Fの喫茶があるスペースは建設当初は駐車場だったが、その後、駐車場を潰してロビーが拡張された。
・1F, 2Fの一部は、以前は喫茶だったが、今は居酒屋になってしまった。
あまりにいろいろと訊いていたら、「もしかして、開業当初にココに泊まったんですか?」と訊かれた。沖縄は初めてと返答。

次は、『久茂地公民館(旧 沖縄少年会館)』跡地』。
設計:仲宗根 宗誠?
解体されたとは聞いていたが、GoogleMapのストリートビューでは、まだ解体前の姿を見ることができた(那覇市久茂地3-24-1)ので、僅かばかりの期待を持って行ってみた。しかし、やはり更地になっていた。現在は、那覇市の公用車の駐車場。
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保存運動の甲斐なく、昨年解体。
この建物とその保存運動については 以下のURL参照。
http://kumojicivicforum.wordpress.com/building/%E6%B2%96%E7%B8%84%E5%B0%91%E5%B9%B4%E4%BC%9A%E9%A4%A8%E3%81%A8%E3%81%AF/
旧い建物が保存されなかったのは残念だけど、かといって、全ての建物を保存することもできないので、最後は、所有者に委ねるしかない。

『自由民主会館』 数少ない沖縄本土復帰前の建物。
設計:国建(仲宗根 宗誠)
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ミッフィーの口のような 庇部の梁の尖端を確認。

ここから、国際通りに抜けて、南西へ。

『沖縄県庁 行政棟』
設計:黒川紀章
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圧迫感を感じさせないよう、このようなカラーリングにしているのだと思うが、でかい。威圧感を感じる。

『那覇市役所』
設計:国建?
http://www.city.naha.okinawa.jp/kikaku/sintyousya/kensetu/index.htm
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平成25年1月に供用開始されたばかりのためか情報が無く、全くノーマークだったが、日射しを遮る庇の構造がリズミカルで、遠くから見ても近くから見ても美しかった。壁面緑化が進めば、さらに表情は変わるだろう。

『那覇バスターミナル』
設計:国建
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このような配置のバスプールは珍しい。駐機場と停留所の数を最大限に確保するために、構内中心部にバスの駐機場を配し、周囲に停留所を配置したデザインは、機能的であるだけでなく美しい。夕方のラッシュ時でもスムーズに機能しており、眺めていて飽きない。
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ループ状に配置されたバス乗り場の屋根は、各停留所部分だけ跳ね上げてあり、リズムが心地良い。

国道331号線をさらに南下。

『沖縄県立武道館』
設計:環設計・設計集団閃・アトリエNOA(沖縄県立武道館設計JV)
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屋根の上の装飾はうるさいが、沖縄っぽいといえば沖縄っぽくも見える。

『古い木造家屋』
今日 那覇市内を見た限りでは、古い建物も新しい建物も、2階建ての一軒家も含めて、その多くはRC造であった。木造が少ないのは資材調達が難しかったから?
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これは、県立武道館から市民会館へjogしている途中で見つけた数少ない木造家屋。

「初めての沖縄 那覇市内建築紀行2」へ続く。

*本ブログ上の情報について。
今回初めて訪沖するにあたり、建築物に関するまとまった情報を得ることができず苦労しました。本ブログの情報が、今後 沖縄を訪れる建築好きの方に多少なりともお役に立てれば幸いです。ただし、私は建築の専門家ではありませんので、設計者の情報などネット上で集めた情報を鵜呑みにしている場合もあります。各自でご確認下さい。
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by bostonmarathon | 2013-06-28 22:00 | アート & 建築

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