JPタワー KITTE

今日は研究会のため東京へ(その前に、5/12仙台国際ハーフのコースをゆっくり1周ラン)。
東京駅で30分ほど時間を作れたので、急遽 丸の内南口前にある JPタワーのKITTEへ。
下調べもしないで行ったので十分には見切れなかったが、旧 東京中央郵便局の建物(の一部)が いい感じに生かされていたので、ホッとした。
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旧局舎(1924年竣工)の再開発計画が発表された2008年から気にしていて、工事が始まった後も、しばしば工事現場を覗きに行っていた。2009年には当時の鳩山邦夫総務大臣のパフォーマンス『おい、これ何だ。壊れてるじゃないか。だれだ壊したのは』のお陰で、保存される構造部分が増えたのは想定外だった(北側と北東側の外壁から2スパン分を保存)。

東京中央郵便局と同じく吉田鉄郎さんが設計した 京都中央電話局(1926年竣工)はブティックビル『新風館』として生きながらえているが、大阪中央郵便局(1939年竣工)は解体されてしまった。しかし、いかに旧い建築物に建築学的な価値があったとしても、建築物の保存・維持には相当の維持費を要するので、気軽に理想論を展開して、私企業や個人に経済的負担を強いることはできないと思う。その点、『三菱一号館(設計:ジョサイア・コンドル)』」を保存・再生してくれた三菱グループには感謝。

今日 KITTEに入ったら、エスカレーターに乗るために200人近い行列ができているのを見てメマイがしたが、ふと脇に目をやると、エレベーターにはほとんど待ち人なし。エレベーターで上階へ。
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(テナントにとって使いやすいかどうかは分からないが、)旧東京中央郵便局の柱を生かした店舗の配置は美しく、
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旧い建物が生き生きと生かされていると感じた。
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(この写真の左側が旧い建物の再利用、右側が新築された高層ビル部分)

6階の屋上庭園からは、昨年改築された東京駅舎がよく見える。特に、地上からはよく見えない 屋根や窓枠の様々な表情を観察することができて楽しかった。
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場所柄・話題性から、テナントには客が溢れていた。ここ10年での都内の再開発(六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、渋谷など)もみていると、あるところにはお金があるんだなあ、と感じる。そのお金を被災地の復興に回して欲しいと思わなくもないが、私企業が利益の望めない地域に投資する必然性もないと思う。ただ、日本経済を回してもらいたい。

被災地支援はともかくとして、旧い建造物を保存する良い例として、KITTE (JPタワー)が機能することを期待したい。
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by bostonmarathon | 2013-03-30 23:00 | アート & 建築

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