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3/4-11 SDL2012

3/4-11 SDL2012
久しぶりに時間ができたので、半年以上ぶりにブログを書き足した(7/6)。
SDL2012について、Twilogも参考に記憶を辿りながら。
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3月4日 今年は5Fから観戦 at smt。
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500点超の建築模型を サラッと観ただけで2時間以上かかり、疲れた。
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私が好きな 光や水を扱った作品が、今年も多くあったが、475「光の偏差」が素人にも分かりやすくて良かった。

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072「記憶の器」の前で、動けなくなった。今のところ、一番心に重くのしかかった作品。未来に生かして欲しい。

パッと思い出すものとしては、527「音の向こうに潜むもの」、155「元麻布…」、273「廃墟の輪郭」、565「銭湯」などを好感に感じた。
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273「廃墟の輪郭」

「集まって住む」的な作品が多くあったが、隣家との望ましい距離は、人によっても状況によっても異なるので最適解がない、と感じた。予想していた程は震災関連が多くなく良かった。しかし一番心を動かされたのは、072「記憶の器」。SDLの日本一に相応しいとは思わないが、模型を見た被災者の笑顔が思い浮かぶ。

同日夜に、OMA 重松象平さんの講演会『Re-Run』。面白かった。CCTV、鉄の自重や熱による伸縮を考慮した建築工程。中国美術館コンペ。北京やケベック, マイアミなど行ったことや走ったことがある場所のプロジェクトは、特に興味深く聞けた。彼の話を聴いて、「患者さんの治療に繋がらない研究には価値がない」と私には聞こえた。建築学生達には、もっと質問をして欲しかったが、皆、圧倒されていたのかな。楽しく刺激的な講演に、主催者に感謝。一昨年、学会で北京に行った際にCCTVを観たけど、重松さんの話を聞いた後で、もう一度観に行きたくなった。

コミュニケーションやアクティビティが誘発されるのは、物ではなく空間からだろう。建築家が作るべきものは、単なる物ではなく、空間を伴う建物だと再認識した。

3月5日
今年はファイナルが平日(月曜)だったで、観に行けず残念。ぜひ次回はUst中継してほしい。仕事の合間にTwitterのハッシュタグ #SDL2012 を追って、萩ホールでの最終結果と現場の空気を少しでも感じていたが、近くに居るのにファイナルに行けないのがホント残念。半年遅れでDVDを観ても、臨場感は味わえない。

ファイナルには東北大から4作品。ここ数年、東北大からファイナルに残る作品がなく奮起を期待していた。今年は、昨日全作品を観て回った時、『記憶の器』以外の作品も含めて、例年にないパワーを感じた。上位作が未来にどんな発展をもたらすか楽しみ。逆に、ここで入賞しただけで満足されたら残念。

初日に全作品を観て、一番心に響いたのが『記憶の器』だった。審査員ではなく、仮想クライアントの方を向いて、真摯に取り組む姿勢を感じた。ポートフォリオを読み直しに3回も同じ場所に戻ったのは初めて。SDLで残念なのは、他の展覧会のために、会期途中で搬出されてしまう作品が多いこと。しょうがないけど。

3月9日
今日は6Fから。初日に観ていなかった「技つなぐ森」のポートフォリオは良くできている。
残念ながら、他の展覧会のため早期搬出された作品が例年よりも多い気がする。

前回も気になった300「建築の子」をみる。

今年はrenovationを扱った作品が少ないかな?

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287「解かれる面、紡がれる線」;空気の動きを感じられて心地よい建物。

282の模型は、何処に行ったんだろう? もう一回見たかったんだけど。「彩りの空間」

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097「Aquarius edge」;上手に雨水をコントロールする試み。治水、親水。

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ゆっくりポートフォリオを読んで初めて、意図や思いが伝わってくる作品も多い。この「不在のポートレート」もそうだった。

建築模型を観ていて、自分自身の好みの変化も感じる。昨年は、建物を裏返すような(?)模型や共用空間が、観ていて楽しかったけど、今年ナゼか惹かれない。
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一年前の私だったら、この397「ゆれる町家」を相当気に入ったと思う。今年の私も、この作品は好きなんだけど、入り込めない感じ。 大震災を経験してから、建築に対して、空間のあり方や風通しの良さに加えて、構造体としての堅牢性・安心感も求めてしまっているのかなあ。

004「Cross Bridge」;パネル右の『都市におかれる建築の箱』の意味が、何度みても分からない。ポートフォリオを観るのは今日で3回目なのだが。

今年のSDLは、ファイナルが月曜で観に行けなかったけど、慌ただしさが軽減されたという点では良かった。例年だと「早朝から萩ホールに並び、その後smtで展示を駆け足で見て、午後からファイナル」と忙しかった。今年は作品を観た後に、ゆっくりと余韻に浸ることができた。

SDL2011の感想 http://spcflght.exblog.jp/15016305/

最後に、実行委員長の熊坂くん、お疲れ様!
SDL2013も楽しみにしています。

*SDLの楽しみのひとつ。梱包日本一決定戦。
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by bostonmarathon | 2012-03-11 23:00 | アート & 建築

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