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3/3~10 SDL2024

3/3~10 SDL2024(せんだいデザインリーグ2024 卒業設計日本一決定戦)。
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今年も始まったSDL。せんだいデザインリーグ実行委員会(仙台建築都市学生会議)の皆さん、サポートしている教員の皆さん、仙台市民として感謝しています。例年、初日か2日目には現地smtに行っていたが、今年は本日3/7(木)初観戦となったためかプログラムが売り切れ。15年くらい前から毎年ケンチク模型を浴びに行っているけど、プログラムを買えなかったのは初めて。

全470作品。他の展覧会出典のため搬出された作品もあったけど、ランチを挟んで午前午後1時間半ずつ楽しませていただきました。
 午前;5Fをサラッと観てから6Fの半分。
 午後;6Fの半分と5Fの作品。
パネル, 模型, ポートフォリオを観る。後輩に手伝ってもらいながら作品を完成させてきたケンチク学生の苦労を想像しながら。

282「階段空間のすゝめ」
 通過点である階段を目的地とする居場所系の作品。 自分も階段が好きなので好感。
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019「明日の記念碑」
 北海道百年記念塔の解体材を 観光地を中心とした札幌市街配置して再構成し、北海道開拓の負の側面についても考えさせる本作品は興味深い。
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500「日常と記憶喪失」
 今回、一番インパクトを受けた作品。作者は、自分の母親と父親に自宅の各パーツに対する思い出を聴取。長期間、同じ空間を共有していたはずの2人の記憶が大きく乖離しており、共有されなかった記憶の不調和に驚き。医師ー患者関係にも通じると実感。
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400「blindurbanism」
 視覚障害者を"触常者"と呼び、環境を「光→熱」「音→反響」「風→気流」に変換して、視覚障害者も生活しやすい社会実現に向けた提案。触ることができる模型は楽しい。
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059「動かないケンチク、止まらない子ども」
 子ども食堂とゲストハウス。子供達が思いっ切り走り回ったり、居場所や秘密基地を見つけたりできそうな作品。パネル展示のみで模型はないが、ポートフォリオを読んでワクワク。
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759「あーきてくとごっこ」
 クライアントの要望に応えた建物を作るゲーム。自分が子供の頃だったら、無茶苦茶ハマりそうな。
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148「オルト・フルーイディティーズ」
 これって、建築模型としてはどうなの?と思ったけど、ドキュメント映像は面白かった。
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151「共助的減築による商店街のリノベーション」
 様々なカタチの減築の提案。用途別に色分けされた模型は分かりやすい。
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074「Transformers Colony」
 メタボリズムを彷彿とさせる作品。先週 汐留へ行った際に、中銀カプセルタワービルの跡地を見て悲しくなったことを思い出した。
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216「最期に住む家」
  認知症が進行して徘徊するようになっても 自由に行動できるグループホーム。ただ、この案で想定している以上に、認知症患者さんは遠くまで脱走(徘徊)するんだよね。1日で10~20km離れた場所で保護されることもある。
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145「建築は動く」
 廃線を利用した近隣地域の再編案。動建築とドックから成る。線路メンテナンス費用負担の問題は残るが、今後 全国各地でJR路線が廃線となることが予想されるので重要なテーマ。
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089「時計のない島」
 時計の針ではなく、自然から時を知る。影, 潮の満ち引き, 月の満ち欠け。
こんな島にある宿泊施設で、日の出・日没に合わせて起床・就寝し、身体が要求するときにフードコートで食事をして。そんな休暇が現代人には必要かもしれない。
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205「活きあがき」
 宮城県民会館の 死(移転・解体)を目前にした最期の抵抗。目の前の定禅寺通りに自己主張する改築案はリアルに好感。
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289「レトリック建築」
 小説の表現技法を用いた図書館の提案。『体言止め』『誇張法』『ページをめくる展開』など。思いがけない本との出会いを期待できる建物。
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066「塔のある群造形について」
 ランドマークとしてだけでなく防災機能も持つ塔。現実的な提案。
ポートフォリオの最初に、アルジェリアの"ガルダイア"が出てきて懐かしく嬉しく思った。昔のことだが、1993年10~12月のNHK人間大学『建築・集落からの教え』第2回で、原広司さんがガルダイアを取り上げていたことを思い出した。当時、VHSビデオ録画した番組を何度も見返したのだった。3枚目は、本棚に見つけた30年以上前のNHKテキスト。
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014「畔に暮らせば」
 自然と人工の間を取り持つ建築。
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731「都市の流れにくさびをうつ」
ヒトの流れをスムーズにするための案だが、個人的には、あちこちに心地よい居場所を見つけられそうな作品。
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419「gap architecture」
建物と建物の間にある隙間(gap)。既存建物の消失とともにgapが結合して街を活性化させる提案。都市が反転する興味深い提案。
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431「home -小さな教会堂-」
地域に開かれた教会。心地よい。
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296「Insel/Housing No.1-5」
ハンセン病療養所に対する差別をテーマに、療養所敷地と周辺地域を融合させていく案。ケンチク学生がこのようなテーマを取り上げてくれたことを嬉しく思う。
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3/9(土)午後、診療後に1時間半の観戦。
毎年のことだけど、 1回目, 2回目, 3回目では、模型の見え方がまったく異なる。前回スルーした作品に、強く気を惹かれたり。3/9の感想も、上記に挿入しました。例年、初日の会場に行くと、後輩の助けをもらってなんとか作品提出したのに100選に選ばれずグレている学生もいるようですが、少なからずの仙台市民は、100選外の作品模型もホント楽しみにしています。Good luck !

今回の感想。
・栄華を極めた鬼怒川温泉の再生を期待するケンチク学生の多さ。
・水辺の建築の難しさ(東日本大震災以降、現実的な対応が求められる)。
・さっき、ファイナル審査の動画を見たけど、大西さんの委員長としての議論誘導が上手だった。
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SDL2023の感想
SDL2022の感想
SDL2019の感想
SDL2018の感想
SDL2017の感想
SDL2016の感想
SDL2015の感想
SDL2014の感想
 ここ数年で一番楽しめたSDL。
SDL2013の感想
 防災に言及した作品も多かった。
SDL2012の感想
 大震災翌年。作る側にも観る側にも、
 震災の体験が多少なりとも影響していた。
SDL2011の感想
 会期中の3/11に東日本大震災が発生。
SDL2010の感想2
SDL2010の感想1
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# by bostonmarathon | 2024-03-07 23:00 | アート & 建築

『後日、書き足します』とブログに書いたものの、1年経ってしまった。あの後もう1日 観に行き、写真も撮って、感想もメモしたんだけど、あの時の感情を思い出せないので、追記は断念。

『後日、書き足します』とブログに書いたものの、1年経ってしまった。あの後もう1日 観に行き、写真も撮って、感想もメモしたんだけど、あの時の感情を思い出せないので、追記は断念。

SDL2023の会場だったFORUSは、本日営業終了。長期休業に入る。
3/3〜10 SDL2024の会場は、2022年以前同様、せんだいメディアテーク(smt)。

# by bostonmarathon | 2024-02-29 18:00 | アート & 建築

3/5~12 SDL2023

【*後日、書き足します】
3/5~12 SDL2023(せんだいデザインリーグ2023 卒業設計日本一決定戦)。
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コロナ禍での開催ご苦労様、ありがとうございます。今年は、例年の会場「せんだいメディアテーク」が改修工事中のため、「フォーラス仙台」7F, 8Fに建築模型展示。今年もポートフォリオはQRコードで読み込み。展示スペースの関係か、模型展示は上位100選の作品のみ。公式パンフレットに掲載された600超のケンチク学生のコメントを読んでいて思ったが、個人的には、100選 選出外の作品から自分好みの作品を見付けるのが楽しみの一つだったので残念。3/5に行われた上位10選のファイナル審査は、対面&オンラインの「ハイブリッド型審査」。今後は、オンラインプレゼンが主流になっていくのかなぁ。

上位10選以外の参加者の中には、疎外感を感じている学生もいるようだ。コロナ禍の影響もあるが、将来の建築界の活性化には、以前行われていた下記2つのイベントも大事だと思う。
1) 100選外も含めた希望者が参加できる
  東北大などサポート教員による対面のエスキス。
2) 小中高生を対象とした建築模型解説。

3/5(日)
 休日当番医の合間、断続的にSDL2023ファイナルをWeb観戦。
 18:10-19:40 フォーラスで現地観戦。
3/??(?)また観に行きたい。

以下、気になった作品です。8F→7F→8F→7Fの順に観戦。

274「雨を紡ぐイエ」
雨水と建築がうまく付き合っていく。災害対策にもなりそう。
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276「記憶のかけらを拾い集めて」
懐かしい『ブラームスの小径』の再生を通して、原宿に文化創出力を取り戻す案。
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052「蘇生橋」
土木建造物の長寿命化と憩いの空間化。橋を管理する自治体は嫌がりそうだけど、実現して適切に管理されたら心地よさそう。
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021「その鉄が映すもの」
言いたいことは、よく分からなかったけど、取材メモの冊子を楽しく拝読。"JFEの後藤さん"など。
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494「Inspire」
メタボリズム的な模型が目を引いたが、内容はメタボリズムとは無関係。ドローンや空飛ぶクルマの時代を念頭に、地上と空の結節点として2層目の東京の拠点を作る案。
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236「まちを紡ぐ/織り込まれる」
戻ってきたい街『金沢 東兼六町』の提案。雪吊りが綺麗な模型。
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007「花遊百貨小路」
商店街を切り取って百貨店へと再構築して、街や商店街を再生/活性化する案。郊外の大型ショッピングセンターに負けるな。
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032「『共有』から紐解く集合住宅の再編」
内向的『住戸』から外向的『住居』へ。自然環境・空間などを共有した開かれた集合住宅の提案。
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108「奥を引き出す」
建物の向こう側の景観を引き出す 渋谷警察署建て替え案。奥に潜む昔からの地形・景観の記憶を大切にしたい。
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555「渋谷コモンズタワー」
以前から私は、解体時のことも考えず(のようにみえる)に、次々とスクラップアンドビルドで超高層ビルを建てる建築界に無責任さを感じていた。本案は、現在の再開発に対する一つの処方箋。好感。高層になればなるほどエレベーターなどサービスコアが床面積を圧迫するが、超高層ビルをリノベーションする手段として、ドローンでビル側面から物品の搬出入をおこない、サービスコアによる床面積占拠という超高層ビルの問題を解決しようとしている。ただ、高層ビルが密集した首都圏での実現性は未知数。
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027「外濠で満ちて」
水の都『江戸』の再生案。すごく気に入った模型だったけど、写真を見直すと、F.L.ライトの落水邸のイメージと重なったから気に入ったのかな。でも、こんな場所があれば、訪れてノンビリと過ごしたい。
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366「風景に入る」
周囲のモノに何でも興味を示す子供の頃の感覚を思い起こさせて、ワクワクする模型。
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後日、10選に選ばれた作品も含めて再度 観に行きたいけど、いつ行けるかなあ。そうそう、10年以上 SDLを観ているけど、順路が表示されたのは今回が初めてかもしれない。
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SDL2022の感想
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SDL2015の感想
SDL2014の感想
 ここ数年で一番楽しめたSDL。
SDL2013の感想
 防災に言及した作品も多かった。
SDL2012の感想
 大震災翌年。作る側にも観る側にも、
 震災の体験が多少なりとも影響していた。
SDL2011の感想
 会期中の3/11に東日本大震災が発生。
SDL2010の感想2
SDL2010の感想1
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# by bostonmarathon | 2023-03-08 21:00 | アート & 建築

3/6~13 SDL2022

3/6~13 SDL2022
(せんだいデザインリーグ2022 卒業設計日本一決定戦)
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今年もSDL2022@smtが始まった。コロナ禍での開催、大変ご苦労様です、ありがとうございます。模型は実物審査, ポートフォリオはQRコード, ファイナル審査は対面&オンラインのハイブリッド。今回自分が観戦できるのは3/10(木)のみ。
新しい試みは、来場者による投票。素人には嬉しいし、主催者にとっては一般市民がどのように感じているか知ることができる良い機会。
*展示会場全体と梱包日本一の写真を撮り忘れました。会場の雰囲気については昨年以前のブログをご覧ください。

3/10(木)
10:00-11:00 前日のコロナPCR検査結果を患者さんと保健所へ連絡。
11:00-12:30 6Fの作品を浴びる。
12:30-13:30 5Fの作品を浴びる。
13:30-14:00 6Fの作品を浴びる。

以下、気になった作品です。

266「まちみぞ - 抜けと溜まりの庁舎の提案 -」
この模型は自分の好み。庁舎としての使いやすさに疑問はあるが、ヒトの交流を促しそう。過疎化した町で、庁舎と商店街を一体化した公共建築としてこんな施設ができたらいいね。
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550「創造の楼閣」
ほど良い距離間で、クリエーターがお互いに刺激し合う建物。ほど良い緊張感のあるイイ空気感が建物内に感じられる。この建物のキモでもある中央の吹き抜けを見せる模型もあると良かった。
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577「トリムールティ的建築手法 - 解体プロセスの再設計による向環境的建築への転化 -」
解体しながら建築を利用する 建築の更新に向けた定義づけ。ポートフォリオでは、クレーンが赤く塗装されていて模型がもっと映えていた。
個人的に最近一番興味を持っている「建築・都市の更新」をテーマにした作品。造りっ放しで完成後は責任を放棄しているようにみえる建築/不動産業界に不安を感じている。林立する高層ビルやタワーマンションの50年後のことを考えているようには思えないから。
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243「破壊せず、密接し、喰らう
   - 岩と観音と懸造という事実性を読み上げよ -」
建築が風化し、自然の一部になる? 当日、けっこう強い印象を受けた気がするんだけど、忘れてしまった...。
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421「痕跡を辿る家」
解体と再構築。好きなテーマ。実家を解体しながら、両親の「終の棲家」へ変容させ、解体した部材を別の敷地で再構成する。写真を撮っていなかった...。

034「無の衝撃」
当日、インパクトを受けたのだが、当日受けた印象を忘れてしまった...。

515「計画道路の計画
   -「かつて」と「これから」を結ぶ30年間のデザイン -」
都市計画道路とそこで生活するヒトとのタイムスパンの差を埋める提案。個人レベルでは受け入れにくい環境変化を馴染ませる。この作品では、手前3つの模型と奥の低縮尺模型の赤線の向きを揃えてあげると、展示としてより理解しやすかったと思う。
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337「しあわせ運べるように
   - 日本列島における新しい病院船の在り方 -」
東日本大震災を経験して、島国 日本には病院船が必要と感じている。政府は、費用対効果とがグダグダ言い訳をしているけど。本作品では、伊勢神宮の式年遷宮をモチーフに、毎年100隻くらい廃棄されている商船を新陳代謝させてコストを抑える持続可能な病院船の提案。本気で考えてほしい案。
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411「故人データ閲覧施設
   - デジタル社会における、新たな「別れ」の在り方を提案する。-」
大事なコンセプトであり、必要な施設。死後のデジタル個人データの扱いについて、法的な整備がなされていない。
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094「新富嶽三十六景
   - 過去と現代を媒介する点在型美術館 -」
面白い。過去と現代を繋ぐ。
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530「わたしの街の、あなたの記憶」
今回、最も安心感を感じた模型。 私の好きな古川市民会館(現 大崎市民会館;武基雄さん設計)をベースに増築して、住民のよりどころとなる「記憶の塔」を建立する提案。古川市民会館は「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」にも選ばれている。
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541「建築の生存本能」
生きている建築物。建築物に過度な負荷をかけない。古代から、ヒトは建築生物の中で生活してきたのだと実感。生き物を扱う医療従事者としてシックリときた良い作品。
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317「磯に生きるを灯ス」
津波でも流されない(かもしれない)タワーが、(たとえまた津波に襲われたとしても)住民の心の拠り所になるかもしれない。東日本大震災当時を思い出して胸騒ぎしながら見た作品。
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207「<日常>のパッソ・オスティナート」
この作品にはすごく共感した記憶があって、自分のメモには『空気感の残し方』『痕跡を残して再生』『共感』と書いてあるんだけど、当日の印象を思い出せず。もし思い出したら追記します。

313「建築のバグ」
いろいろな階段の要素を抽出。各住戸に対して複数の導線を与えているが、住人相互の交流に役立つかどうか。子供たちは喜びそう。
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090「色の変化と距離感に関する実験記録」
楽しい作品。同じものでも、見る方向によって見え方は変わる。
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146「空のもとで生きる
   - 新しい都市のかたち -」
四角い高層ビルが建ち並ぶ都市のスカイライン。窮屈な都市空間に対する解決案。
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115「令和音景空間
   - 建築と音楽のアナロジーを通して -」
広瀬川の河岸段丘を削って音楽堂を作る。街と水辺を近付けるこんなプロジェクトが実現して欲しい。
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030「転生するシンボル
   - スポリア的操作による都市文化の継承と更新 -」
東京タワーを倒す。今回の展示作品の中で、最もインパクトがある模型。一般的な解体ではなく、解体した躯体を屋外ステージや礼拝堂として再生させる東京タワーの建築的終焉像。
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改行などレイアウトの調整をする余裕がありませんが、閉幕から1カ月以上経って当日の印象を忘れつつあるので、取り急ぎ、iPhoneのメモと音声メモを参考に、観戦当日のimpressionを書きなぐりました。コロナ禍で、来仙できなかったケンチク学生に、多少なりとも会場の雰囲気を感じていただければ幸いです。
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SDL2019の感想
SDL2018の感想
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 ここ数年で一番楽しめたSDL。
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 防災に言及した作品も多かった。
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 大震災翌年。作る側にも観る側にも、
 震災の体験が多少なりとも影響していた。
SDL2011の感想
 会期中の3/11に東日本大震災が発生。
SDL2010の感想2
SDL2010の感想1
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* 新型コロナ対応, ワクチン個別接種, ワクチン集団接種, 日常診療, ランニングドクターなどでブログを書く余裕がありませんでした。例年は、観戦当日に書き足していたのですが。

# by bostonmarathon | 2022-04-26 23:58 | アート & 建築

SDL2022のブログを書かなきゃ。

3/5~13 SDL2022
(せんだいデザインリーグ2022 卒業設計日本一決定戦)
今年もSDL2022@smtが始まった。
コロナ対応など多忙でブログを書く余裕がありませんが、
当日の感想を近日中に書きます(2022/03/26)。
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# by bostonmarathon | 2022-03-10 23:59 | アート & 建築